“大岡越前”東山紀之、共演陣の絶賛に「ジャニーさんが喜びます（笑）」

昭和45年から約30年にわたって放送された名作時代劇の復活版として新たなキャストで製作される本作。享保の改革を進める八代将軍・吉宗を支える町奉行の大岡越前守忠相が市井の人々のために人情あふれる裁きをふるうさまを描く。

名優・加藤剛が長年にわたって演じてきた大岡越前を受け継ぐ人物として、全会一致で推挙されたという東山は「最初は裁かれる側かと思ってました（笑）。修学旅行で京都の映画村を訪れて、セットのお白洲に座って記念撮影したことがありましたが、まさか30年経ってそこに座ることになるとは夢にも思わなかった」と胸の内を明かす。

この日は、加藤から届けられた手紙をプロデューサーが代読した。「『大岡越前』は私にとって人生とも言える作品」、「町奉行は人を裁くためでなく、人が幸せに生きていくためにある」、そして「東山さんの大岡越前、大いに期待しています」といった言葉を受け止める東山。「今回は加藤さんの息子さんも出ているので、僕にできるのはちょっとおごることくらいかな（笑）」とおどけつつも「僕も加藤さんの大岡越前で育った。そのイメージを大切にし、先輩のDNAを自分の中に混ぜ込んで、新しい形になれば。真摯に向かっていくのが大事だと思っています」と静かに闘志を燃やす。

そんな東山による大岡越前に早くも共演陣はメロメロのよう。いいなずけの雪絵を演じる国仲は「とにかくステキです！　隣に立つことも多いですが横顔もステキで、正面から見てもステキで後ろ姿も凛々しくてステキです（笑）」とステキを連発。勝村も「キレイです。この通りキリッっとしてて、こんなにお白洲が似合う男はいないです」と称賛を送る。

そして吉宗を演じ越前との関係を「ヤンチャな将軍と家庭教師の先生のよう」と語る平は、東山とはかなり長い掛け合いもあるが「Mr.パーフェクトです。長いセリフも間違えないので、こちらも絶対に間違えられないとプレッシャーがかかります」と苦笑交じりに東山の凄まじさを語る。この称賛の嵐に東山も「ジャニーさんが喜びます」と照れ笑いを浮かべていた。

本作のみならず映画でも数々の時代劇に出演してきた東山。時代劇を引っ張るニューリーダーとしての風格すら感じさせるが「僕も先輩から受け継いできたことがいっぱいある。時代劇は日本にしか素晴らしい文化。誰かがやらなくてはいけないなら僕がやりたい」と新たな世代へと時代劇を受け継いでいく強い思いと覚悟を口にした。

「大岡越前」はNHK BSプレミアムで3月30日放送開始。