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椎名桔平、4度目タッグ原田眞人監督の振り幅に感服「本当に広い」

2013年3月14日 21:30

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椎名桔平ら、スマホ向けドラマをアピール
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[映画.com ニュース] スマートフォン向け総合エンタメアプリUULAの第1弾オリジナルドラマ「RETURN」の配信記念イベントが3月14日、東京・台場の「ZEPP TOKYO」で行われ、主演の椎名桔平をはじめ、共演の水川あさみ土屋アンナ原田眞人監督、主題歌を担当する「m-flo」が出席した。

暴力団幹部をはずみで殺害しアルゼンチンに逃亡していた男・北原(椎名)は、ある悪徳日本人実業家の暗殺を命じられ、危険を覚悟で10年ぶりに日本に帰国。北原は、殺された兄弟への敵討ちに燃える凶暴な三姉妹“御殿川シスターズ”と闇組織の2つの勢力を相手に、三つ巴の死闘を繰り広げる。

「m-flo」による主題歌「CHANCE」の生ライブ後、6人は豪華にシャンパンで乾杯。原田監督と4度目のタッグとなった椎名は、「原田監督の作品が大好きで、この場でお披露目できることをうれしく思う。『わが母の記』とはまた違う、こういうポップな世界観、本当に広いなという感じがする」と感心しきり。久々の原田組は、「心地良いと言うと違うかもしれないけど、とても楽しい緊張感がある現場。水川さんとアンナちゃんは、原田組が初めてとは思えないくらい緊張感を感じていなかったよね」と若手キャストのリラックスぶりに驚いていた。

水川は、「映像も音楽もカッコいい。監督の世界観にいられたことがすごくうれしかった」と満足げ。“御殿川シスターズ”の凶暴な末っ子・マルを演じた土屋は、「原田監督とは初めての仕事だったけど、すごく良い人でハートが優しい。スピーディーに作品の世界に引き込まれる瞬間、無になる独特の“間”など、私の中で色々な新しい感覚が生まれた。出た映画でも見た映画でも、初めての経験」と充実した撮影を振り返った。

前作「わが母の記」で、第35回モントリオール世界映画祭のワールド・コンペティション部門審査員特別グランプリに輝いた原田監督は、「会場に『わが母の記』を見た人がいたらこの作品に仰天しちゃうと思う。共通項は三姉妹で、こちらは武闘派三姉妹」とニヤリ。さらに、「登場人物全員が世界レベルの仕事をしているので、もちろん世界を狙っている。暴力的だけど人間のほころびを描いているので、どこかおかしなところがあって、一筋縄でいかない映画になっている」と自信をのぞかせた。

1話約14分で全8話構成の「RETURN」は毎週日曜日更新中。特別編集された劇場版は今夏公開。

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