ブルース・リー伝説の決闘にインスパイアされた映画が製作
2013年2月24日 09:00

[映画.com ニュース] ブルース・リーの転機となったと言われる決闘に着想を得た「Birth of the Dragon(原題)」が、製作されることになった。
題材となるのは、1964年に米オークランドで行われた、リーと中国人武術家ウォン・ジャックマンの対決。中国人以外にもカンフーを教えるリーに反発した一団がウォンを送り込み、ふたりはその是非を賭けて試合に臨んだ。3分ほどで決着がつき、勝利したものの内容に不満があったリーは、それを教訓に独自のマーシャルアーツ哲学“ジークンドー”を発展させたと言われている。その2年後、リーはテレビシリーズ「グリーン・ホーネット」で俳優としての一歩を踏み出した。
米ハリウッド・レポーター誌によれば、映画ではこの対決を出発点に、リーとウォンが手を組んでサンフランシスコのチャイナタウンを牛耳るギャングと戦うというストーリーになるようだ。「ニクソン」「ALI アリ」と伝記映画で成功を収めているクリストファー・ウィルキンソンとスティーブン・J・リベルのコンビが脚本を担当する。
ウィルキンソンとリベルのほか、ビル・ブロック、マイケル・ロンドンが製作、ケリー・ミューレンが製作総指揮を務める。監督やキャストについては、現在のところ報じられていない。
この対決は、リーの妻リンダ・リー・キャドウェルが刊行した「ブルース・リー、ストーリー」をロブ・コーエン監督が映画化した「ドラゴン ブルース・リー物語」でも描かれている。
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