「インターミッション」夕張上陸!樋口監督らは感慨深げ
2013年2月24日 17:40

[映画.com ニュース] 3月末日で閉館が決まっている東京・銀座シネパトスを舞台に撮影され、同館最後の上映作品として公開中の「インターミッション」が2月24日、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭で上映され、映画に出演する佐伯日菜子、玄里と樋口尚文監督が舞台挨拶に立った。
14のエピソードからなる本作は、閉館が決まった同館を取り仕切る女支配人クミコと年下の夫・ショータ、同館を訪れる昔なじみの個性的な観客たちが織り成す大小さまざまな騒動を描き出す。
3人は“シネパトス大爆発Tシャツ”姿で登場。樋口監督は「映画を見れば分かります」と意味深にほほ笑む。佐伯、玄里をはじめ主演の秋吉久美子、染谷将太、名だたる日本映画黄金期のスターが、樋口監督のもとに集結した。樋口監督は「閉館にあたってしみじみとではなく、締めくくりのロードショーとしてシネパトスを舞台に撮ろうというこちらの思いに、33名ものオールスターと一流のスタッフが集まってくれました」と感慨深げに語った。
佐伯は「かわいい(笑)、劇場のもぎりの女の子を演じた佐伯です!」と挨拶。「私は小学校3年生で母に連れられてバレエの『アンナ・パブロワ』という映画を見て、そこからずっと映画が好きで、映画がなければ死ぬくらいの思いでした。このシネパトス最後の映画にかかわることができて幸せです」と熱い映画への思いを口にした。見どころは、「音楽も俳優さんの個性も素晴らしくてギュッと詰まっています。映画を愛する人のエピソードがクローズアップされていますが、それがひとつにつながっています」とアピールした。
一方、劇場の隣にある飲み屋の店員を演じた玄里は、映画監督役の竹中直人と共演しているが「その前に一度共演しているので、竹中さんとは2度目だったんですが、アドリブがすごいんです! 今回も結構なアドリブがあり、どこまでが脚本でどこからアドリブなのかと考えながら楽しんでいただければ」と語った。
当初は同館限定での公開予定だった本作が、北海道の観客の目に触れることに3人はうれしそうな面持ち。特に樋口監督は、北海道出身の出演者である奥野瑛太の名を挙げ、「奥野くんは苫小牧出身ですが素晴らしい俳優さん。昨年主演した『SRサイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者』ではアングラっぽい役でしたが、今回は映写技師で人情味たっぷりです。北海道の代表選手としてぜひ見てください!」と呼びかけた。
「インターミッション」は銀座シネパトスで公開中。ゆうばり国際ファンタスティック映画祭は25日まで開催。
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