中野量太監督、15年目での長編映画公開に喜びかみ締める
2013年2月17日 13:15

[映画.com ニュース] 第63回ベルリン国際映画祭ジェネレーション部門に出品された「チチを撮りに」が2月16日、公開初日を迎え、主演の柳英里紗、滝藤賢一、今村有希、中村量太監督らが都内の劇場で舞台挨拶に臨んだ。
若手映像クリエイターを発掘する「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭」で、日本人監督作品として初の監督賞を受賞し劇場公開が決まった本作。母の言いつけで、かつて家族を捨てた父の最期を撮影してくることになった姉妹の姿を通じて、母の思いや家族のつながりを描く。
監督を志して15年目で、初めて長編作品が劇場公開を迎えた中野監督は「映画を撮っている人間なら誰しも、自分の映画が公開されるこの日を目指してやっている。15年かかってここに来られたことがうれしい」と感無量の面持ち。脚本執筆当初は資金不足で撮影に入れなかったが、「友人と母に借りて100万円を作って、それを喫茶店でプロデューサーの前にポンッと出したんです。これがラスト勝負の気持ちだったけど、その意気込みに応えてもらった」とこの日を迎えた喜びをかみしめた。
主演の柳は、中野監督の演出について「普通は現場に入ってから演出されるものだけど、中野監督の演出はクランクインの1~2週間前から始まっていた。家族のみんなで初めて顔を合わせたときに『今から(妹役の松原菜野花と)2人で、今日が母親の誕生日だと思ってプレゼントを買ってきて』と言われた。初対面だったけど2人きりで話すしかなくて、役作りをさせてもらいました」と明かす。
中野監督と柳、今村の3人は、ベルリンから帰国したばかり。現地では1045席分のチケットが完売したといい、柳は「(観客が来るかと)怯えながら向かったら完売の赤マークがついていてうれしかったです。遠い道のりでしたが行ってよかった」と笑みを浮かべる。自費で旅行を兼ねて現地入りしたという今村は、現地での2度の上映を観客席で鑑賞したが「エンドロールの間も拍手をしてもらい涙が止まりませんでした」と現地で感じた熱気と感動を口にした。
姉妹の母を演じた渡辺真起子はこの日、大阪での舞台出演のため欠席となったが、舞台挨拶中に中野監督に連絡が入り、電話越しに観客へ感謝の思いを伝えた。また午後10時台の舞台挨拶ということで、未成年の松原は登壇者としての出席はかなわなかったが、客席から満面の笑みを浮かべていた。
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