J・フェニックス×P・S・ホフマン競演「ザ・マスター」予告公開
2013年1月31日 22:00

[映画.com ニュース] ポール・トーマス・アンダーソン監督の最新作「ザ・マスター」の予告編が、このほど公開された。ベネチア国際映画祭で主演・助演男優賞を制したホアキン・フェニックスとフィリップ・シーモア・ホフマンの競演シーンがたっぷりと盛り込まれ、見ごたえのある仕上がりになっている。
第2次世界大戦直後のアメリカを舞台に、新興宗教の教祖と弟子になった男の関係が描かれる。アルコール依存症を抱え、社会に適応できずにいた元兵士フレディ・クエルは、「ザ・コーズ」という宗教団体の指導者で“マスター”と呼ばれているランカスター・ドッドに出会う。フレディの人生は大きく変わり、ドッドの右腕として出世していく。
先にドッド役で出演が決定し、アンダーソン監督からフレディ役のキャスティングを相談されたホフマンは、「ホアキンがいいと思う。僕にとっては怖い存在だから(笑)」と提案。そして、実力派のふたりが顔を合わせることになった。ホフマンは、「ホアキンはとても献身的で役にすべてを投入する。そういう俳優を見ていると、こちらも触発されるものなんだ」と共演を振り返った。
アンダーソン監督が「ホアキンとフィリップの組み合わせは、本当にパワフルでエキサイティングだ」というように、予告編ではふたりのケミストリーが堪能できる。監獄に入れられたフレディ(フェニックス)が、ドッド(ホフマン)の前で感情を爆発させ暴れるシーンは必見だ。
第85回アカデミー賞では、フェニックスが主演男優賞、ホフマンが助演男優賞、ドッドの妻役を演じたエイミー・アダムスが助演女優賞にノミネートされており、2月24日(現地時間)の結果発表に注目が集まる。
「ザ・マスター」は、3月22日から全国で公開。
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