「アウトロー」原作者が新ヒーローに挑んだトム・クルーズを語る
2013年1月28日 21:00

[映画.com ニュース] トム・クルーズが最新作「アウトロー」で挑んだ新たなヒーロー“ジャック・リーチャー”の生みの親、イギリスのベストセラー作家リー・チャイルドが、リーチャーの魅力とクルーズの印象を語った。
「あるファンが、リーチャーのことを“シャーロック・ホームレス”と呼んでいたそうです(笑)。すごくぴったりハマる表現だと思います。シャーロック・ホームズと同じような明晰な頭脳の持ち主が、どこにも定住していない流れ者なわけですから」とチャイルドは笑う。そして、ワイルドでクールな振る舞いが「007」のジェームズ・ボンドのように女性を虜にするリーチャーを、「国家のための仕事はしていないし、さまざまなツールも使わない、あとディナー・ジャケットも着ないということもありますが(笑)、ホームズやボンドのような、ある種の伝説、一匹狼というような、神話的な物語にこれまでたくさん登場してきたキャラクターたちを合わせた人物と言えるでしょうね」と称した。
1997年に刊行された「キリング・フロアー」で誕生したジャック・リーチャーは、元陸軍の秘密捜査官で“何ものにも属さない流れ者”。携帯電話やパソコンといったテクノロジーと無縁で、その体と頭脳ひとつで難事件に立ち向い、シリーズは現在で17作を数えている。
そのリーチャーをトム・クルーズが演じ、「アウトロー」では、白昼起こった無差別狙撃事件の背後に横たわる陰謀へと迫っていく。完成した映画を「原作に非常に忠実であり、感情面や心理的な面まで見事に映像化してくれたのでとても素晴らしいと思います」と絶賛するチャイルドは、「一観客として、本当に心から楽しんだ」と言う。そして、これまでは苦境からはい上がる状況が多かったクルーズの役どころに対して、「このジャックは、まったくプレッシャーを感じない男です。常にリラックスしているし、常に自分がリードしている状況です。トムにとっても確かに新境地といえる、初めてのキャラクターだったと思います」と続ける。
「実は、トムが今まで演じてきた他のキャラクターに比べると、今回のジャック・リーチャーは彼本人の性格にとても似ているのではないかと思うんです。だから彼も感情移入出来たと思うし、それがそのまま映画にも現れていると思います」
「アウトロー」は、2月1日から全国公開。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

ジュラシック・ワールド 復活の大地
【観てない人マジもったいない!!】まだ間に合う!この連休に映画館へ【知れば絶対に観たくなる7の事実】
提供:東宝東和

Dear Stranger ディア・ストレンジャー
【4歳の息子が誘拐された。しかし誘拐犯が死体で見つかった】衝撃の極限ヒューマンサスペンス
提供:東映

ワン・バトル・アフター・アナザー
【個人的・下半期で観たい映画No.1】なにこれ!!? 全員主役級キャストがクセ“マシマシ”異常者に
提供:ワーナー・ブラザース映画

宝島
【超異例の「宝島」現象】こんなにも早く、心の底から“観てほしい”と感じた映画は初めてかもしれない。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント