米マカフィー創業者ジョン・マカフィーの伝記映画が2本競作へ
2013年1月27日 18:30

[映画.com ニュース] コンピュータのアンチウイルスソフトウェアで知られる米マカフィー社の創業者、ジョン・マカフィーの波乱の半生を映画化する企画が、2本同時に進行していることがわかった。米ハリウッド・レポーターが報じた。
現在67歳のマカフィーは、イギリスで生まれて米バージニア州で育った。コンピュータプログラマーとして米ロッキード社で働いていたときに、自身のコンピュータがウイルス感染したのをきっかけにアンチウイルスソフトの開発に着手。1987年にマカフィー社を設立し、一時は個人資産1億ドルを所有する億万長者となった。
ところがマカフィーは、その後移住した中米ベリーズで12年末、隣人が殺害された事件の重要参考人となり、20歳の若い恋人と3週間にわたりベリーズ国内を逃走した末、グアテマラに不法入国した疑いで逮捕され、最終的にアメリカに強制送還された。しかしその間もブログを更新するなど、大胆不敵な振る舞いでメディアを大いに騒がせた。
マカフィーの伝記映画については、まずは米ワーナー・ブラザースが、米サイトWIREDに掲載された一連の騒動に関する記事「John McAfee's Last Stand」の映画化権を獲得。「ラブ・アゲイン」のグレン・フィカーラとジョン・レクアが監督と脚本を務めることになっている。
さらに、カナダのモントリオールを拠点にするImpact Future MediaとEquinoxe Filmsが、マカフィー本人からその生涯の映画化権を獲得。こちらはマカフィーの幼少時代からを描く予定だという。いずれもキャストは未定。
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