戸田恵梨香、共演・新井浩文にときめく瞬間は「ありませんでした」
2012年12月5日 18:00
人気作家・佐藤正午氏の小説「身の上話」を原作としたサスペンスドラマ。戸田演じる平凡な書店員ミチルが2億円の当たり宝くじを手に入れたことから、ミチルをはじめその周辺の人々の運命が狂い出していくさまを、ミチルの夫(大森南朋)を名乗る男が妻の身の上話を語るという形式で描く。
NHKドラマ初主演となった戸田は、「あらすじだけ読んでぜひやりたいと興奮した。課題にしていた、芝居ではないように見える芝居。それに挑戦することができるんじゃないかと、ひとつの小さな光が見えた。共演者に助けられて夢がかなった作品」と新境地に自信をのぞかせた。なかでも、「安藤サクラさん演じる同僚・初山とのやり取りは自然な空気感が出せた。新井さんとのシーンでは恋をする女の子らしさを表現できればと思ったけど、とにかく面白くて笑いが止まらず、(実際に恋をしそうな瞬間は)ありませんでした」と明かし、笑いを誘っていた。
ミステリアスなミチルの幼なじみ・竹井役の高良は、「戸田さんとのシーンがほとんどなので迷惑がかからないようにと思っていた。不安な部分もたくさんあったけど、好きな人たちに囲まれてお芝居できたのは楽しかった」と現場を述懐。ミチルの恋人役を演じる柄本も、「演出の合津(直枝)さんがシーンごとに説明してくれて、一緒に話し合いながら役を作っていけた」と手応えを感じていた。ミチルの不倫相手を演じる新井は、「明るく爽やかな朝ドラには一生呼ばれないと思うので、よる☆ドラがあって良かった」と冗談まじりに語った。
「もし2億円の宝くじが当たったら?」との質問には、「ひとまず貯金。大金を手にするのは怖いことで、できれば手にしたくないなというのも本音。うまく使い道を見つけて自分が幸せだと思える人生を歩めたらいい」(戸田)、「九州に別荘と車を買う」(高良)、「1日贅沢し尽くしたらどれくらいなくなるか試す」(柄本)、「即座に全額博打に突っ込む」(新井)と、それぞれ個性の分かれた使い道となった。
「書店員ミチルの身の上話」は、2013年1月8日から毎週火曜午後10時55分から放送。
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