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「ミロクローゼ」石橋監督が提言する映画づくりにおける「意識の問題」

2012年11月22日 15:47

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画像1メガホンをとった石橋義正監督

“登場するのはマネキンのみ”という奇抜な設定で、国内外で話題を呼んだ短編ドラマ「オー!マイキー」の生みの親、石橋義正監督。映画監督や映像作家としてだけではなく、パフォーマンスグループ「キュピキュピ」を主宰するなど、多岐にわたる表現活動を行っている。最新作「ミロクローゼ」では、3人の男が愛に翻ろうされる異色のラブストーリーに挑んだ。今作の公開を間近に控えた石橋監督に、ものづくりにかける思いを聞いた。

俳優・山田孝之がおかっぱ頭の外国人青年オブレネリ・ブレネリギャー、隻眼(せきがん)の浪人・タモン、愛の伝道師・熊谷ベッソンという奇想天外な役どころを1人3役でこなし、物語は矢継ぎ早に展開する。「人間には弱さや凶暴さなどいろいろな面があると思うんです。違う人物として描きながら、作品を見終わった後にひとりの人物像を想像できる映画づくりができないかと思い、ひとりの役者が3人を演じ分けるということにチャレンジしました」と振り返る。

石橋監督は、山田が放つ独特のオーラに魅力を感じたという。「昔ながらの男の色気がある俳優にやってもらいたかった。最近はモデルのようなスマートな男性が多くなってきているので、一見して男くささを感じられる人を探していて、山田孝之の目を見たときにこれだと思った」と出会いから手ごたえがあった。現場でも「ものづくりに対して前向きな人で、俳優という立場でありながらつくり手の意識が強い。あまり多くを語る人ではないけれど、どうやっていい作品にしようかという考えを、自分のなかでつくり上げて臨んでくれる」と信頼を置いた。

今作で描かれる3つのストーリーの根幹には、“恋愛”がある。「恋は世のなかのすべてのことの始まりだということがわかった」というタモンさながらに、「恋をすることはすごく大事なことだ」と持論を展開。「最近は自分のなかで完結できる楽しみが多く、人と接することで考えたり、異性と感情のやり取りをして楽しむことが少なくなってきている気がする。この作品には『恋をしましょう』というメッセージが込められています。基本的なことだけれど大事なことで、今自分がつくっておくべきテーマだと思ったんです」と振り返る。「作品のテーマは常に変わっていきますし、『オー!マイキー』などブラックジョークの作品もつくっているけれど、どれだけ尖った作品やエッジの効いた作品であっても、そのなかに愛を感じられることを大事にしています」と譲れない信念を語る。

ミロクローゼ」は、11月24日から全国で公開。

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