竹中直人監督が挑んだ初官能映画「自縄自縛の私」ポスター公開
2012年11月1日 18:00
[映画.com ニュース] 俳優の竹中直人が、「山形スクリーム」(2009)以来約3年ぶりにメガホンをとった監督第7作「R-18文学賞 vol.1 自縄自縛の私」のポスタービジュアルが、このほど公開された。
女子大生の百合亜は、自らを縛り上げるという密かな趣味によって、日々のストレスを発散していた。ある事件をきっかけに自縛を封印するが、社会人になり会社のストレスに耐えられなくなったことから再開。やがて、ブログを通じて“運命の人”と出会った百合亜は、自縛行為を加速させていく。
新潮社が主催する公募新人文学賞「女による女のためのR-18文学賞」を受賞した、蛭田亜紗子氏の小説「自縄自縛の私」を原作に、竹中監督がはじめて挑んだ官能作品。竹中監督はこれまでに、写真家・荒木経惟と妻・陽子の私的小説を映画化した「東京日和」(97)、ファンクバンド「SUPER BUTTER DOG」の楽曲をもとにした「サヨナラCOLOR」(04)などのメガホンをとってきた。今作では、心に秘密を抱えた女性の揺れ動く心情を、みずみずしく優しい映像で紡ぐ。
「マリア様がみてる」(10)、「TSY タイムスリップヤンキー」(11)の若手女優・平田薫が百合亜役で主演し、安藤政信、お笑いコンビ「ピース」の綾部祐二、津田寛治らが共演。音楽ユニット「LOVE PSYCHEDELICO」が、新曲「No Reason」を主題歌に提供している。
ポスタービジュアルは、くすんだ色の海に向き合うように止められた車の横で、ひと組の男女がそっと寄り添い合う寂しげなデザインに仕上がっている。
「R-18文学賞 vol.1 自縄自縛の私」は、2013年2月2日から全国で公開。