三宅裕司、2年ぶり劇団復帰公演で「走る三宅を見て!」
2012年10月31日 15:17
[映画.com ニュース] 劇団スーパー・エキセントリック・シアターの第50回記念本公演「上海ローズ」の通し舞台稽古が10月31日、東京・池袋のサンシャイン劇場で公開され、座長の三宅裕司ほか、共演の小倉久寛、クォン・ヨンミンらが出席した。
創立33年目を迎える三宅主宰の劇団スーパー・エキセントリック・シアターの第50回記念公演。大ヒットの秘訣が隠された伝説のレコード「上海ローズ」をめぐり、J-POPのナンバーワンレーベル“アーベイ・グループ”や演歌業界が、売れないバンド「ズートルビート」のトミー(三宅)とマミー(小倉)らを巻き込み、幻のレコード争奪戦を繰り広げる。
椎間板ヘルニアの手術・リハビリのため芸能活動を休止していた三宅は、「去年入院して本公演がキャンセルになり、本は書いてあったので中身を練る時間が長くあった。歌ありダンスありアクションありの“ミュージカル・アクション・コメディ”で、手間のかかるギャグをたくさん入れている。笑いながら感動できる、面白い作品に仕上がった」と2年ぶりとなる劇団復帰公演への思いを語った。一時は、「障害が残って舞台に立てないかもしれないという話が医者から事務所にあったそうだけど、僕と女房には知らせないでいた。僕は3カ月で治ると思っていたし、女房は2週間で治ると言っていた」と驚異の回復力で舞台に戻ってきた。
長年ともに舞台に立ってきた小倉は、「アクションのシーンで走り回ってる三宅さんを見て良かったなと涙が出た」と感無量の面持ち。そして、「今回の公演には2年分の思いが詰まっている。中身の濃いお芝居になっていると思う」と自信をのぞかせた。
物語の鍵を握る韓国人歌手役は、三宅自らが韓国に出向いてオーディションを行った。大抜擢となったヨンミンは、「良い経験をさせてもらい、言い尽くせないほど三宅さんには感謝してる。最初は無口で怖い人かなと思ったけど、とても優しくてお父さんのような方。日本語が未熟なので難しいけど、勉強を頑張ってるので機会があれば日本でも活動していきたい」と意欲満々。三宅も、「心をわしづかみするような魅力的な声。彼を選んで良かった」と絶大な信頼を寄せていた。
三宅は50回という節目を迎え、「なぜ生かされてるのかと、入院したことによってやっていくことが明確になった。音楽業界を舞台に日本人の愚かさや日本の素晴らしさを描いたつもり。三宅の笑いが満載。走る三宅を見て!」と心機一転、完全復活をアピールした。
「上海ローズ」東京公演は池袋のサンシャイン劇場で11月1日、新潟公演は新潟県民会館で11月22日に初日を迎える。
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