林家たい平、落語会を劇場上映する「かもめ亭」の長寿シリーズ化に意欲
2012年10月18日 16:15

[映画.com ニュース] 文化放送が2007年から定期開催している落語会を、映画館で上映するシリーズ最新作「映画館落語 かもめ亭 第二弾」の女性限定イベント試写会が10月18日、東京・浜松町の文化放送メディアプラスホールで行われ、落語家の林家たい平、春風亭ぴっかりが出席した。
今年6月に公開されたシリーズ第1弾「映画館落語 かもめ亭」は落語家の桂歌丸、三遊亭小遊三らが出演。今作は三遊亭円楽、春風亭昇太の撮りおろしの落語2席、翁家和助・小花の色物をメインにふだんは見られない寄席の裏側も映し出す。
前作に続きナビゲーターを務めた林家は、劇場で鑑賞した「シネマ歌舞伎」が同シリーズに参加したきっかけだと説明。「生の歌舞伎とは違う楽しみ方を感じました。生の歌舞伎はなかなか良い席ではみられないので、映画館で生の歌舞伎以上の緊張感があって楽しめた。だからといって、映画だけではなく生の歌舞伎をもう一度見たくなった」と劇場で体感できる臨場感を力説した。
さらに、「今後の作品はぴっかりちゃんにも出てほしい。第3弾、4弾とつくり、寅さんシリーズみたいな長寿シリーズにしたい」と意欲をのぞかせ、「第1弾を早く6月に公開しようと思ったのは、歌丸師匠が出演しているので『生前に収録したものです』というテロップをつくらなくてはとひやひやしたが、今回の第2弾のふたりは当分長生きできるので、安心して公開できます(笑)」とジョークを交えアピールした。
この日のイベントは、女性だけの落語会「らくこのらくご」とコラボレーションしたもの。春風亭小朝に入門し、若手女性落語家として活躍する春風亭は「なかなか寄席に来られない方も多いですし、場面をカットした寄席しか見られないので、とてもこの企画はうれしい」。そして、「若いカップルが見に来てくださって、うらやましいと思いながら落語しています」と語った。
「映画館落語 かもめ亭 第二弾」は、10月20日から全国で公開。
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