松竹宣伝・清宮礼子さん著書、感動の輪じわじわ拡大
2012年10月8日 09:00
[映画.com ニュース] 通販サイトamazon内の特集「心ふるえる感動ストーリー33本」に選出された「大切なひとのためにできること」(文芸社刊)が、2011年6月の刊行からじわじわと静かに反響を呼んでいる。著者は、配給大手・松竹の映画宣伝部に所属する清宮礼子さん。アカデミー賞外国語映画賞を戴冠した滝田洋二郎監督作「おくりびと」の宣伝を担当する傍らで執筆した真意を聞いた。
同作は、清宮さんの父・和男さん(享年62歳)が肺腺がんを患い、家族とともに立ち向かった21カ月におよぶ闘病生活記。大切な人を“おくる”という経験を見つめ、同じような立場におかれ苦しむ人々の力になりたいという思いを結実させ、書き上げた。
清宮さんは、執筆にいたった経緯について「本を出したいというのは、たまたま思いついた形でしかないんです。働き盛りの年代って、親孝行を後回しにしがち。がんって自分の身にも起こりうる可能性がある怖い病気なのに、目を背けていたんです」と述懐。だからこそ、「私と家族の経験が、少しでも役に立てればなあというのがきっかけです。その一方で、父が生きていたということを形に残しておきたかった。母のためにも、そして自分のためにも」と語っている。
刊行後、すでに20媒体以上のメディアで取り上げられ、感動の輪は全国へと広がりつつある。2度にわたり子宮がんを克服した、女優でタレントの原千晶も絶賛。「命を授けてくれ、そしてずっと自分を守ってくれると信じていた存在が病に倒れ、その存在が日々衰弱していく姿を見つめ、支え続ける家族。最後まで病と闘いながら家族と向き合い、自らの生命をもって生きることの力強さと、あきらめないという精神を振り絞り生き抜いたお父さん。命をつなぐという人間の本能を深く考えさせられた、大切な一冊になりました」とコメントを寄せている。
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