ジョブズ死去から1年、ピクサーとディズニーの今後は?
2012年10月4日 13:10

[映画.com ニュース] スティーブ・ジョブズ氏が2011年10月5日に死去してから、間もなく1年となる。アップルのカリスマ経営者としてIT業界を牽引したジョブズ氏だが、ピクサー・アニメーション・スタジオの設立者として、そして、ピクサー売却後はディズニーの役員として映画界にも影響を及ぼしてきた。ジョブズ氏亡き後の、ピクサーとディズニーの今後をバラエティ紙が分析した。
この1年間で、ディズニーの株価は約70%アップした(アップルは86%アップ)。戦略や製品開発に数年間を要することから、ディズニーはまだジョブズ氏の影響下にあるといえる。調査会社GovernanceMetrics Internationalのアナリストは、「ディズニーはトレンドに依存している会社です。流行を読み違えると、容易にトラブルに陥ります」と、分析する。
実際、2006年にピクサーを買収する前は、ディズニーはトレンドを読み違えていた。その後、役員となったジョブズが1人で立て直したわけでは決してないが、その影響は決して少なくない。たとえば、07年にディズニーは、赤字のディズニー・クルーズラインを他社に売却しようとしていたが、ジョブズ氏はこれに反対。ディズニーのブランドイメージは、自社で管理すべきと主張した。現在、ディズニー・クルーズラインの営業は順調で、年間の占有率94%を維持している。
また、他社に売却したディズニー・ストアを買い戻すように働きかけたのも、ジョブズ氏だった。ディズニーに対するジョブズ氏の最大の貢献はもちろんピクサー・アニメーション・スタジオで、同社は順調にヒットを飛ばしている。ディズニーならびにピクサーは中短期的には問題ないが、長期となると不透明だと、アナリストは言う。両社がジョブズ氏の先進的な戦略と基本理念をどれだけ維持できるかにかかっていると言えそうだ。
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