NHK「タイムスクープハンター」映画化 謎多き安土城焼失描く
2012年9月23日 06:00

[映画.com ニュース] NHKの人気ドキュメンタリー・ドラマ風歴史教養番組「タイムスクープハンター」が、映画化されることが決まった。2008年の放送開始以来、同番組には欠かせない存在となった要潤と杏の出演も決定。要は、「『タイムスクープハンター』を映画化するということは、この番組をスタートした時点でのひとつの夢でもありました」と喜び、全力で撮影に臨んでいる。
同作は、未来に存在するタイムスクープ社から派遣されたジャーナリスト(=タイムスクープハンター)の沢嶋雄一(要)が、過去の名もなき庶民の姿を“密着ドキュメント”することで、知られざる歴史や人々の営みをリアルに体感できる番組。08年の放送で大好評を博し、10年にセカンドシーズン、11年にサードシーズン、12年にフォースシーズンと、年数を重ねるごとにファンを増やし続けてきた。
劇場版では、これまで通り「歴史に学び、感じる精神」を踏襲しながら、タイムトラベル作品としての要素をよりパワーアップさせる。今回の題材は、織田信長が天下統一の拠点としながら、完成からわずか6年で謎の焼失をとげたといわれる幻の名城、安土城。いまだ謎のベールに包まれた歴史の裏側に迫ることで、新しいSFドキュメンタリー時代劇の誕生を予感させる。
要は、今作の映画化を切望していただけに気合十分。「5年間の制作期間を経て、我々の夢はかない、現実となりました。あとは一生懸命つくるのみです。完成まで応援してください」とコメントを寄せている。
ドラマシリーズで、タイムスクープハンターをサポートするタイムナビゲーターの古橋ミナミを演じてきた杏は、「歴史好きにはたまらない、大好きな『タイムスクープハンター』が劇場版になり、大画面で見られることがとてもうれしいです。今回は衣装や舞台も一層グレードアップしています。頑張ります!」と語った。
今作は、滋賀県の全面バックアップのもと、安土城跡でも撮影が敢行される。
「タイムスクープハンター」は、ギャガ配給で2013年に公開。
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