クリント・イーストウッド監督の米共和党大会での一人芝居が賛否両論
2012年9月5日 12:45
[映画.com ニュース] クリント・イーストウッド監督が米共和党大会で行った演説が賛否両論を巻き起こしていると、ハリウッド・レポーター紙が報じた。
フロリダ州タンパで行われた共和党大会では、ミット・ロムニー氏の大統領候補指名受諾が行われ、オバマ大統領の再選阻止のために支持者が一致団結を誓った。このなかで最も注目を集めたのは、ハリウッドで数少ない共和党支持者のひとりとして知られるイーストウッド監督のサプライズ登場だ。
巨匠の登場で会場は大いに盛り上がったものの、当のイーストウッド監督は期待されていた力強いスピーチではなく、一人芝居を展開。無人の椅子にオバマ大統領が座っているものと見立てて、大統領批判を展開するという演出で、思いついたことをアドリブで口にしていくものの、まとまりに欠けた内容で予定の5分を大幅にオーバーすることになった。
イーストウッド監督の一人芝居は、すぐにトーク番組やインターネットで槍玉にあがり、「イーストウッディング」(空の椅子に話かけること)という造語まで生まれている。