お笑い帝国牙城崩れる… キングオブコント決勝に吉本勢わずか2組
2012年9月1日 08:00

[映画.com ニュース] コント日本一決定戦「キングオブコント2012」の決勝進出8組が8月31日、都内で発表されたが、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属が「銀シャリ」と「しずる」の2組だけに留まる大波乱の結果となった。昨年2位の「2700」、同3位の「モンスターエンジン」、同4位の「インパルス」も準決勝で敗退。お笑い帝国の牙城が崩れた。
吉本勢が、お笑い賞レース決勝で多数を占めないのは異例中の異例。キングオブコントでも、吉本勢が過去4回中2回優勝し、毎年最低3組以上は決勝進出者を輩出してきた。2組に留まるというのは、漫才のM‐1、THE MANZAI、ピン芸のR‐1を含めてもこれまでなかった。
準決勝は例年以上の大混戦となり、非常に僅差の争いだったという。審査の末に発表された非情な結果に、吉本関係者は頭を抱えた。日本お笑い界の盟主として、また大会運営にも深く関係していることもあり、絶対に負けられない立場だったが、まさかが起こってしまった。
一方、他の事務所が躍進した。松竹芸能からは「うしろシティ」と「さらば青春の光」の2組が決勝進出を決め、吉本に並んでみせた。ほか、サンミュージックプロダクションの「かもめんたる」、太田プロダクションの「トップリード」、ソニー・ミュージックアーティスツの「バイきんぐ」、フリーの5人組「夜ふかしの会」が、晴れ舞台に立つことになった。
プロアマ、芸歴問わずコントのNo.1を決める「キングオブコント」は今年が5回目の開催。2971組がエントリーした。賞金1000万円と特別番組出演権をかけ8組が争う決勝戦の模様は、9月22日の午後7時からTBS系で生中継される。司会はダウンタウンが務める。
決勝本番では、吉本の意地を見せたいところ。銀シャリは「(漫才が得意とされるが)僕らも面白いコントができるというのをお見せしたい」、しずるは「決勝進出は(09年、10年に続く)3回目。3度目の正直で優勝する」と誓った。(映画.com×文化通信.com)
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