倉科カナ、“答志島”生活で結婚観に変化? 平岡祐太は「まだできない」
2012年8月31日 16:27

[映画.com ニュース] NHKプレミアムドラマ「ヤアになる日~鳥羽・答志島パラダイス~」の完成披露試写会が8月31日、東京・渋谷の同局で行われ、主演の倉科カナと平岡祐太、共演の近藤正臣が会見した。
三重・鳥羽市内のホテルで働く紗智子(倉科)は、故郷に戻って漁師になると言い出した恋人の久志(平岡)に連れられ、伊勢湾の入り口・答志(とうし)島を訪れる。妊娠していることを隠していた紗智子は、見知らぬ島での生活に順応できるのかと不安を抱えていたが、島民との出会いによって次第に心境が変化していく。「ヤア」とは答志島の言葉で「嫁」のこと。
倉科は、「私に子どもはいないけど、紗智子のように島の伝統に戸惑い、島のこと好きになれるかと不安はあった。だけど紗智子とともにどんどん島のことが好きになっていった。見る人も共感しながら島のことを好きになっていくと思う」と役柄に自身を重ね合わせていた。実際の島民との撮影は、「夜光虫を見に行ったりみんなで花火をしたり、良い夏の思い出ができた」と充実した撮影を振り返った。
答志島では、中学を卒業した男子が社会に出るまで数名の仲間・朋輩(ほうばい)とともに生活する“寝屋子(ねやこ)制度”がいまだ根付く。平岡は、「朋輩役のみんなとご飯に行ったり花火したり、お芝居と分かっていながらも本当の朋輩だと錯覚してしまうほど島に馴染んでいた。島の人々の協力があって完成した作品」と述懐。近藤も、「知らない人が見ると島の生活ぶりが現実には思えないけど、本当に現実。今の日本には孤独死だのいじめだの育児放棄だの嫌なニュースがいっぱいあるけど、あの島では起こりえない。素敵な島」とほほをゆるめた。
倉科は答志島での撮影を経て、「今まで結婚したいとか子どもが欲しいなんて1度も思ったことなかった。まだまだ先のことだけど、遠い未来が楽しみになった」と結婚観が変わるほどの経験。一方の平岡は、「この島で家族を作ったら幸せだろうなと思った。東京にいると、家庭を作るよりも仕事。あの島では家族を作るために仕事があって、結婚とか家族がピュアな形だと思う。僕はまだできないなと思った」と笑っていた。
「ヤアになる日~鳥羽・答志島パラダイス~」は、9月30日より公開。
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