大統領選間近の米国で、反オバマのドキュメンタリー映画がヒット
2012年8月28日 11:55
[映画.com ニュース] 今年はアメリカの大統領選挙が行われる。その大統領選を控え、オバマ大統領に批判的な内容の政治ドキュメンタリー映画「2016: Obama's America」(「2016年オバマのアメリカ」)が全米興行収益で630万ドルを上げ、トップ10入りを果たしたと、Deadlineが報じた。
同作は、保守派のコメンテーターとして知られるディネッシュ・ドゥソウザのノンフィクション本「The Roots of Obama's Rage」を映像化した低予算映画で、ドゥソウザとジョン・サリバンが共同監督を務めている。オバマ大統領がアンチアメリカの社会主義者であると告発するセンセーショナルな内容で、米共和党大会のタイミングに合わせ拡大公開されていた。
これまでに920万ドルを稼いでおり、今年公開されたドキュメンタリー映画としてはナンバーワンのヒットとなっている。劇場関係者が、「2016: Obama's America」の観客の多くが貸し切りバスで映画館に乗りつけていると証言していることから、保守派グループが映画鑑賞会を企画しているようだ。