アンジー主演「クレオパトラ」からデビッド・フィンチャー監督が降板

写真：Fame Pictures/アフロ

［映画.com ニュース］　デビッド・フィンチャー監督が、アンジェリーナ・ジョリー主演のリメイク版「クレオパトラ」から降板した。米Vultureによれば、フィンチャー監督と米ソニー・ピクチャーズの交渉が決裂し、ソニーは現在新たな監督探しに乗り出しているという。

リメイク版「クレオパトラ」は2010年6月、大物プロデューサーのスコット・ルーディンがステイシー・シーフ著「クレオパトラ：ア・ライフ」の映画化権を獲得し、ジョリー主演作として企画を進めていることを発表した。同年10月にはジェームズ・キャメロン監督が興味を示していたが、「アバター」続編に集中するため断念。その後名前が浮上したポール・グリーングラス監督も辞退した。

11年3月に、ルーディンとソニーが「ソーシャル・ネットワーク」「ドラゴン・タトゥーの女」で組んだフィンチャー監督にオファーを出していることが分かり、フィンチャー監督も意欲を見せていたが、このほど降板が明らかになった。なお、新監督の候補者リストには「ブロークバック・マウンテン」のアン・リー監督も含まれているようだが、まだ交渉前の段階であると伝えられている。