マイクル・コナリー「ハリー・ボッシュ」シリーズがテレビドラマ化?
2012年7月12日 15:30

[映画.com ニュース] 世界的な人気を誇る米作家マイクル・コナリーの「刑事ハリー・ボッシュ」シリーズが、テレビシリーズ化に向けて動き出した。
米Deadlineによれば、コナリーはこのほど、制作会社フューズ・エンタテインメント(米AMCのドラマ「THE KILLING」)と、HBOのドラマ「Treme」のクリエイターとして知られるエリック・オーバーマイヤーと手を組み、「ハリー・ボッシュ」のテレビシリーズ化に取り組むことになった。なお、現時点ではまだ放送局との契約にはいたっていない。
ロサンゼルス市警の刑事ハリー・ボッシュを主人公とするコナリーの犯罪小説は、これまでに15作品が刊行されている。また今年は、ボッシュというキャラクターの誕生から20周年にあたり、11月には第16作の刊行が予定されている。
「ハリー・ボッシュ」シリーズに関しては、米パラマウント・ピクチャーズが1995年、第1弾「ナイトホークス」(92)と第2弾「ブラック・アイス」(93)、および「ハリー・ボッシュ」というキャラクターの映画化権を取得。しかしその後、実現に向けての動きが見られず、原作者のコナリーが2010年に権利を買い戻したという経緯がある。なお、昨年3月には映画化が始動との話も報じられたが、頓挫(とんざ)したようだ。
ちなみに、刑事弁護士ミッキー・ハラーが主人公のコナリーの原作を、マシュー・マコノヒー主演で映画化した「リンカーン弁護士」は、アメリカでヒットを記録し、高い評価を獲得した。日本では7月14日から公開。
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