岸本加世子、橋田寿賀子役にビビる「下手に演じたらエラいこと…」
2012年7月12日 12:30
[映画.com ニュース] TBS系で7月23日午後9時放送の橋田壽賀子ドラマスペシャル「妻が夫をおくるとき」の会見が7月11日、都内で行われた。脚本家・橋田氏が23年前の夫との死別を綴った自叙伝的作品。主人公・橋田壽賀子役を演じた女優・岸本加世子は「橋田ファンはいっぱいいるので、下手に演じたらエラいことになるなと思った」と冗談めかせた。
橋田氏が自身を演じる役者を岸本に決めた。夫の岩崎嘉一さんが生前、岸本と親交が深く「主人が(岸本を)本当にかわいがっていましたから」。対して岸本は「橋田先生がまだ元気に活躍されているなかで、どうしようかとプレッシャーで……」と“大役”にビビった日々を明かしながら、「岩崎のお父さんや橋田先生をよく知る方々が細かく指導をしてくださった。ヘタクソながらも演じきれた」と振り返った。
小道具や衣装までこだわり、岸本が63歳当時の橋田壽賀子になりきった。橋田氏は「まわりから(23年前の自分と岸本が)似ている、似ているといわれる。どこが似ているのかしらね」とニヤリ。岸本は、橋田氏と岩崎さんとの夫婦の絆を体感し「こんな素敵な夫婦関係なら、私も一回くらい結婚しとけばよかったかな」と独身の身をボヤき、笑いをとった。
「主人は亭主関白で夫婦生活は怒鳴られてばかりだった」という橋田氏。しかし愛は深く、こうしてドラマ化するつもりは当初まったくなかったという。昨年23回忌を終えたこともあり、荒井光明プロデューサーの熱烈なオファーに応えた。「自分のことはすごく書きにくかった。でも“実話に基づいたフィクション”にはしたくなかった」と言うとおり、人物、団体のほとんどが実名で登場する。橋田氏もまだ出来上がりを見ておらず「辛いけれど、オンエアをしっかり拝見させていただきます」と話していた。
岩崎嘉一役に大杉漣。ほか、中村梅雀、小泉孝太郎、薬師丸ひろ子、神田正輝、泉ピン子らが出演する。(映画.com×文化通信.com)
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