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ハリウッドの大手エージェンシーが携帯向けアプリ事業に進出

2012年7月5日 15:00

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米大手芸能事務所がアプリ開発
米大手芸能事務所がアプリ開発

[映画.com ニュース] ハリウッドの芸能事務所、クリエイティブ・アーティスツ・エージェンシー(CAA)が携帯アプリ業界に進出していると、USAトゥデイ紙が報じた。

CAAは、ジョージ・クルーニーブラッド・ピットといったトップスターから、ジェームズ・キャメロン監督やスティーブン・スピルバーグ監督、ジェリー・ブラッカイマーといった大物までを抱える芸能事務所の最大手で、自社タレントをパッケージにした企画を映画会社やテレビ制作会社に売りこむことを得意としている。

成長分野であるインターネットにも進出しており、コメディ動画サイト、「Funny or Die」は最大の成功例だ。同サイトは、新興動画サイトへの出資を検討していたセコイア・キャピタルと、コメディアンのウィル・フェレルアダム・マッケイ監督をCAAが結びつけることで実現した。現在は、アプリ開発を手がける新興会社への出資を積極的に行っており、そのなかのひとつがムーンシャークだ。iOS、および、アンドロイドOSの携帯端末向けに、CAA所属タレントを絡めたアプリ開発を行っている。

CAAとしては、ムーンシャークがフェイスブックに10億ドルで買収された画像共有アプリ、インスタグラムのようなヒットを生み出してくれることを期待しているが、必ずしも投資だけが目的ではないという。オンラインへの進出に興味を示す所属タレントが少なくないため、あらかじめ受け皿を作っておくことで、他の事務所への流出を防ぐことができるという。

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