高橋惠子、東欧最大の映画祭で40年ぶりのレッドカーペット
2012年7月4日 19:00

[映画.com ニュース] 高橋惠子が23年ぶりに映画主演する「カミハテ商店」が、チェコで開催されている東欧最大の映画祭第47回カルロビ・バリ国際映画祭でワールドプレミア上映され、高橋が山本起也(たつや)監督とレッドカーペットに登場。高橋が海外の映画祭に参加するのは、熊井啓監督の「朝やけの詩」(1973)が第24回ベルリン国際映画祭コンペティションに選出された時以来、約40年ぶりとなる。
山本監督の劇映画デビュー作となる本作は、京都造形芸術大学とプロのスタッフ・キャストがタッグを組む北白川派映画の第3弾。自殺の名所となった崖近くで商店を営む初老女性の目を通し、死生観への真意をなげかける重厚な人間ドラマ。高橋と寺島進が姉弟役として初共演する。島根県隠岐郡海士町の全面協力により製作された。同映画祭のメインコンペティション部門に招待され、イタリア、イランなど各国から選ばれた計12作品でグランプリ(クリスタル・グローブ賞)を競う。
当日はあいにくの雨模様だったが、ワインレッドの華麗なドレスで花道を彩った高橋は上映を振り返り「静かで動きの少ないこの日本映画を、遥か遠い国チェコの人たちが、笑うところは笑い泣くところは泣いて最後までほとんどの方たちが席を立たず、温かい拍手をいただけたことに、本当に感動しました」と感無量のコメント。午後8時からという遅い時間の上映にもかかわらず、1000人以上の観客が詰めかけた。
「カミハテ商店」は今秋、渋谷ユーロスペースほか全国で公開。
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