襲名間近の桂三枝「嫁さんがまだ賛成してくれていない」
2012年6月27日 15:46

[映画.com ニュース] 7月16日に「六代桂文枝」を襲名する落語家・桂三枝が6月27日、1980年代の人気テレビ番組「花王名人劇場 桂三枝たったひとり会」のDVD発売を記念し、「桂三枝」としては最後となるトークイベントを都内で行った。三枝は、「嫁さんが『私は三枝と結婚した』と言って(襲名に)まだ賛成してくれていない。あとは嫁さんをどう説得するか」と頭を悩ませていた。
「花王名人劇場」は79~90年、フジテレビ系列で放送されたバラエティ番組。69歳の誕生日に大名跡の襲名を控えた三枝は、「長年三枝をやってきたけど、これは落語家の使命で宿命かなと。修行させていただいた師匠への恩返し。師匠の名前を汚さないように頑張りたい」と気持ちを新たにしていた。また、「大阪でも東京でもみんなから祝福されてありがたい。スカイツリーは僕を祝って建てられたのではと思うほど。高さ634メートルらしいけど、6代を目指す三枝ってことかな」と笑わせた。
34~35歳から創作落語を始めたそうで、これまでに「228個作った。文枝になっても作り続けて、300個を目指したい」と意欲満々。さらに、「ここまできたらもう開き直ってきた。新しい時代を切り開いて、次の世代に渡していきたい」と語った。ゲストの久本雅美も、「本当に大好き。師匠の生き方、芸に対する真摯(しんし)な姿を尊敬している。これからもお笑いの渦を巻き起こして、素敵な落語をいっぱいやってください。師匠、かっこよすぎです!」とあこがれの眼差(まなざ)しだった。
「花王名人劇場 桂三枝 たったひとり会」1~6巻は、3月4日から6カ月連続で発売中。
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