「アナザー」会見にバーチャル映像で貞子が乱入!
2012年6月27日 18:00
綾辻行人氏の同名サスペンスホラー小説を実写映画化。ある地方都市に引っ越してきた15歳の恒一(山崎)は、同じクラスの眼帯を巻いた美少女・見崎鳴(橋本)にひかれていくが、クラスメイトも教師も鳴が存在しないかのように振る舞っている。鳴と接触を図ろうとする恒一は、次々とクラスメイトが無残な死を遂げていく事件に巻き込まれていく。
ほぼ全てのシーンが三重・伊賀上野で撮影されたが、特にクライマックスシーンは携帯電話もつながらない山奥にキャストが集められた。山崎は、「合宿のようで和気あいあいとした雰囲気で楽しかったです」と述懐。橋本も「電波が通じないところで、余計な邪念もなくみんなでひとつの作品に取り組むのは楽しかったです」と充実した表情をのぞかせた。
ホラー映画の現場に怪奇現象がつきものと言われているが、橋本は「ホラー映画なのに何も起こらずつまんなかったです」とケロリ。加藤は元々、ホラーが大の苦手で「一大決心をしてチャレンジした」と言うだけあって、廃校などでの撮影は「ダメでした。本当に怖かったです!」と苦笑いを浮かべていた。
古澤監督は、「山崎くんと橋本さんのあの時期にしか撮れない表情、瑞々しさをとらえています。2人のドキュメントとして楽しんでいただけたら」と青春映画の要素も強調。肝心の恐怖シーンについては、「ショッキングな映像を積み重ねています。誰がどんな死に方をするのか? 楽しむというか怖がってほしい」と自信のほどをうかがわせた。
マスコミ用の写真撮影では、橋本の隣にバーチャル映像で眼帯姿の鳴、さらにホラー映画界の“大先輩”であり、橋本自身が「貞子3D」で演じた貞子の姿も映し出され、映画の完成を祝った。
「Another アナザー」は、8月4日から全国で公開。