谷村美月、等身大の役柄に「新しく出発したい年齢」を実感
2012年6月16日 23:32

[映画.com ニュース] 人気コミックの実写映画化「東京無印女子物語」が6月16日、東京のヒューマントラストシネマ渋谷で封切られ、主演の谷村美月、柳めぐみ、趣里、大和田健介、大九明子監督らが初日舞台挨拶に立った。
若手作家が競作したアンソロジーコミック「東京無印女子物語」から、ねむようこの「のこのこ」と山崎童々の「チェンジ」を実写映画化。故郷を離れて東京で暮らすさまざまなタイプの女子たちの、ありふれた日常を繊細なタッチで描く。
就活中のマイペースな女子大生役を演じた谷村は、「私は今21歳なので役も年に近くて、色々考えたり新しく出発したい年齢なんだなと改めて実感。ぐるぐる悩みつつもうまく進めない、役柄と同じ気持ちになって演じた」と述懐。そして、「すっと人生を振り返れるような映画。じっくり見て感じてほしい」と語りかけた。
今作が本格女優デビューとなったシンガーソングライターの柳は、「私自身も大阪から上京してきて頑張りながらもがいている最中なので、こみあげてくるものがあった。見終わった後に、『明日もきっと大丈夫だ』って思ってもらえたらうれしい」と挨拶。水谷豊と伊藤蘭の娘・趣里は、「恋に遊びにバイトに一生懸命頑張っている女子を演じた。心にパワーをもらえるような映画。映像や音楽もとてもキレイなのでそちらもチェックしてほしい」とほほ笑んだ。
谷村の恋人役を演じた大和田は、「『女子物語』ってタイトルがついてるけど男子も楽しめる作品。ぜひ『男子物語』にも注目して」とアピール。大九監督は、「若い人たちと40代の私が一緒に仕事をして、やっぱりつらいことや楽しいことの“核”って年代が違えど同じなんだなと思った。そんな気持ちを織り込んだ映画」としみじみ語った。
(C)2012 映画「東京無印女子物語」partners
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