3Dメガネの費用負担をソニーが拒否 「MIB3」の全米上映はどうなる?
2012年5月21日 22:00

[映画.com ニュース] 「メン・イン・ブラック3」の全米公開を直前に控え、同作の配給を手がける米ソニー・ピクチャーズと米映画館チェーンが、3Dメガネ代の負担をめぐり対立していると、ブルームバーグが報じた。
アメリカでは3D映画の鑑賞に必要なメガネの経費を、観客ひとりあたり映画館側が50セント、残りの40セントを配給会社側が負担する取り決めになっている。しかし昨年9月、ソニーは「メン・イン・ブラック3」の公開をもって、この慣習から脱却すると興行主の業界団体National Association of Theater Owners(NATO)に通達し、劇場側に全額負担を求めていた。
しかし劇場側が猛反発したため、ソニーは全米最大チェーンのリーガル・エンタテインメント、業界3位のシネマークと交渉にあたってきたが、これまでのところ合意は得られていない。映画館側は、もし配給会社が3Dメガネの経費を分担しない場合、3D映画を上映しないと強気の姿勢をみせている。
なお、ソニーが他の配給会社に先駆けて経費の分担を拒否した背景には、ホームビデオ市場の不振がある。DVDやブルーレイの売り上げが落ち込むなか、3D上映で得るプレミア料(アメリカでは3D上映には通常料金に平均3ドル上乗せされ、劇場と配給で折半する仕組み)に目をつけたようだ。
関連ニュース


映画.com注目特集をチェック

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

たった1秒のシーンが爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

186億円の自腹で製作した狂気の一作
【100年後まで語り継がれるはず】この映画体験、生涯に一度あるかないか…
提供:ハーク、松竹

なんだこの映画は!?
【異常な超高評価】観たくて観たくて仕方なかった“悪魔的超ヒット作”ついに日本上陸!
提供:ワーナー・ブラザース映画

すさまじい映画だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

“生涯ベスト”の絶賛!
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

究極・至高の“昭和の角川映画”傑作選!
「野獣死すべし」「探偵物語」「人間の証明」…傑作を一挙大放出!(提供:BS10 スターチャンネル)