「放課後ミッドナイターズ」海外上映でオリジナル声優&字幕の採用決定
2012年5月18日 12:30

[映画.com ニュース] 竹清仁監督のオリジナルアニメ「放課後ミッドナイターズ」の完成披露試写会が5月17日、東京・スペースFS汐留で行われ、竹清監督をはじめ声優の山寺宏一、田口浩正が出席した。同作は、オリジナルアニメ映画として異例の日本、韓国、香港、台湾、シンガポールの5カ国での同時公開が決定しており、山寺や田口らが声を担当した映像に字幕を採用する形で上映される予定だ。山寺は、「声優でもこんな経験はめったにない。ぜひアジアツアーを回りましょう」と感激しきりだった。
竹清監督とともに「海猿」シリーズの小森陽一が脚本を手がけた今作。真夜中の小学校を舞台に、怖がりの人体模型キュンストレーキと、心配性の骨格標本ゴスが巻き起こす騒動を描く。山寺宏一がキュンストレーキ、田口浩正がゴスの声を担当したほか、人気声優ユニット「スフィア」の戸松遥、寿美菜子らが参加している。
竹清監督は、「お客さんにこのキャラクターを好きになってもらうには声が大事。アニメっぽくしたくなくて、洋画のDVDを見ていて、『これいいな』って思ってキャラクターを選んでいたら、全部山寺さんだった。ゴスは柔らかい感じの博多弁にしたかった。声優さんでなかなかいなくて、田口さんに行きあたった」とオファーの経緯を明かした。そして、「パイロット版の7分の映像をつくったのは7年前」と振り返り、「こんな立派な声優さんにやってもらえるとは。映画になるとは感無量」と喜びを隠せない様子だった。
山寺は独創的なキャラクターに戸惑ったそうで、「(最初にキャラクターを見て)これはダメだなと思った」と吐露。しかし、「竹清監督のほかの短編作品を見て、『こ、これだ』とぜひやりたいと思った」といい、出来上がった作品は「想像を超えていましたね。自分がそこにいられることがうれしかった。アニメに飛ぶシーンはたくさんありますけど、この作品はジブリの飛ぶを越えている」と胸を張った。
「放課後ミッドナイターズ」は、8月25日から全国で公開。
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