アルシネテラン、別路線のレーベル新設
2012年4月19日 22:00

[映画.com ニュース] 「アルシネテラン」としてアート系映画を買付・配給するエプコットは、今年度から、アクションやスリラーなどエンタテインメント性の高い作品を、社名と同じ「エプコット」レーベルで配給する。第2弾作品までが決定。今後、年間で4~5本を “エプコット配給” で公開していく。
同社は、新レーベル立ち上げについて、いくつか理由を挙げる。東日本大震災以降、アート系映画の国内興行が厳しいこと。そんな中、エンタテインメントの要素もある作品の方が興行的にも、またビデオ市場においても有利であると判断したという。
第1弾作品は、米映画「ライジング・サン 裏切りの代償」。プロレスの元世界王者デビッド・バウティスタが初主演したクライム・アクション。骨太のアクションに加え、警察とマフィアとの抗争や裏取引など元刑事の実体験に基づいた緻密な脚本が、大きな特徴。米アクション・オン・フィルム国際映画祭でも受賞しており、アクション映画ファンから圧倒的な支持を得ている。5月19日からシネマート六本木、同新宿で公開される。
第2弾は、仏サスペンスアクション「プレイ 獲物」。ミステリースリラーアクション映画の祭典「コニャック・スリラー映画祭」で最優秀スリラー賞を受賞。セザール賞俳優アルベール・デュポンテル、「The Valet」で仏NRJシネマ・アワードの年間最優秀女優に選ばれたアリス・タグリオーニが主演する。殺人の罪を着せられた上に娘を人質にとられた投獄中の銀行強盗犯、同房者である謎の男、女刑事、それぞれの逃走・追跡劇を描く。監督は「着信アリ」のハリウッドリメイク「ワン・ミス・コール」も手掛けたエリック・バレット。6月30日からヒューマントラストシネマ渋谷、同有楽町ほかで順次公開する。
この「プレイ 獲物」は、仏テレビ局が製作を主導した作品。日本で公開される仏映画は、リュック・ベッソンが手掛けるアクションと、純然たるアート系とに二極化され、本国で多数作られているテレビ局主導映画の存在は、日本ではあまり知られていない。本作の公開は、こうした現状を打破する狙いもある。(文化通信)
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