ドリームワークス、リライアンスから新たに資金調達
2012年4月11日 18:00

[映画.com ニュース] ドリームワークスが、インドのリライアンス・エンタテインメントから新たな出資契約を取りつけたと、ニューヨーク・タイムズ紙が報じた。
現在のドリームワークスは、パラマウント傘下のドリームワークスSKGから離脱する形で、スティーブン・スピルバーグ監督とステイシー・スナイダーCEOが4年前に設立。インドの複合企業リライアンス・グループからの巨額出資をもとに、個人投資家からの出資を集め、メジャースタジオ並みの生産体制を整える予定だった。
しかし、立ち上げのタイミングが世界金融危機と重なったために資金が思うように集まらず、今年の年明けには資金が底をつき、新作の企画開発を遅らせている状態だった。頼みの綱は、2009年に3億2500万ドルを出資しているリライアンスからの追加資金提供だったが、ドリームワークスが必ずしもヒット作を連発しているわけではないため、交渉は難航していた。
このほど、ようやく新たな条件がまとまり、同社は引き続き映画を製作できるようになった。契約内容は明らかにされていないが、ドリームワークスは年3~5本を製作。大作映画に関しては、これまで通り、他社と共同製作という形式を取ることになる模様だ。なお、ウォルト・ディズニーと結ぶ配給契約には変化がない。
今年公開されるドリームワークス作品は、人気脚本家アレックス・カーツマンの監督デビュー作「Peope Like Us」(6月29日全米公開)と、スピルバーグ監督によるリンカーン大統領の伝記映画「リンカーン(仮)」(12月全米公開)の2作品のみとなっている。
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