「ピース」又吉直樹&遠藤久美子、「タバコイ」で正直男の恋を描く
2012年4月1日 15:05

[映画.com ニュース] 他人の言葉をすべてうのみにする男が、ある日不思議なタバコの力で、“本音”と“建前”の存在に気づいていくという物語「タバコイ」(中川通成監督)が、第4回沖縄国際映画祭で公式上映された。映画初主演で、緊張のラブシーンに挑んだお笑いコンビ「ピース」の又吉直樹と、明朗なイメージとは異なり、今作では気が強いキャリア女性を演じた女優・遠藤久美子に、作品への思いを聞いた。
本作は、謎のタバコをキーアイテムに繰り広げられる恋の物語。主人公・正(又吉)は、言われた言葉をそのまま本音として受け止めてしまうバカ正直な男。その影響で、仕事も恋愛もすべて空まわりの毎日だった。ある日、相手の心の内をのぞけるタバコを手にする。すると状況は一変、いつの間にか出世街道に乗り、恋の予感も感じ始める。
又吉は、初主演について「周りに迷惑をかけちゃいけないと思って、シーンごとに何度も繰り返し台本を確認するように心がけました。休憩時間も、庄司(智春)さんと遠藤さんが一緒に練習してくれて。2人には本当に助けられました」と地道に努力を重ねながら挑んだことを語った。また、キスシーンがあることに驚いたという。「台本をもらった時、あるのには気づいたんですけど、実際には“フリ”だけで、本当にキスはしないだろうなと思っていたんです。だから後で『やるよ』と言われた時はビックリしました」と告白。「でも、直前に僕が何も食べないようにしているそばで、遠藤さんは豆大福を食べていて(笑)。マイペースぶりを見てリラックスできました」
年上の先輩社員で、強気な女性・愛樹を演じた遠藤。「実は恋愛作品の経験はそれほど多くはないんです。しかも今回は、恋に発展するまでのプロセスを見せながら、その後のドラマも描いてるので、心の変化をどう表現するかを考えさせられました。キスシーンはポイントとなる場面だと感じていたので、撮り終えた時は、正直安堵感がありました」と、演技にどう傾斜をつけるか悩んだことを明かした。
役の性格を、自分自身と重ねた又吉は「相手の気持ちがわかるのって、なかなか怖いじゃないですか。もし誰かに嫌われても、それが通りがかりの人ならまだしも、一緒に生活をしないといけない人にもし嫌われてたらと思うと……。本心は知りたくないですよね。ただ、こんなタバコはいざという時のために一応は持っておきたいかも(笑)」
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