第4回沖縄国際映画祭が開幕!観客動員40万人目指す
2012年3月24日 19:54
[映画.com ニュース] 第4回沖縄国際映画祭が3月24日、沖縄・宜野湾の沖縄コンベンションセンターで開幕。この日は曇天だったが、多くのゲストが約300メートルのレッドカーペットを練り歩くころには強い日差しが舞い戻り、駆けつけたファンとの交流を盛り上げた。大崎洋実行委員長は、「昨年は東日本大震災の直後でしたが、日本本土に向けて皆でエールを送れたことは私たちの誇り。今回は、沖縄の伝統文化と日本中の大衆芸能を、アジアのすべての人に、この沖縄から発信したい」と宣言した。
昨年は映画祭直前に大震災が発生したことを受け、「Yell, Laugh&Peace」というスローガンのもと、チャリティに主軸を移して開催された。多くのゲストたちがドレスアップを控え、「私たちにも、できることがきっとある。」とプリントアウトされたTシャツを着用し、レッドカーペットや舞台挨拶に臨んだ。また、カウントダウンイベントを含む全10日間を通じて、映画監督、俳優、吉本興業所属のお笑い芸人たちが募金活動を行った。人気アイドルグループ「AKB48」の主要メンバー12人も沖縄入りし、無料トークショー、チャリティライブ、募金活動を精力的に展開。海外からの来場者が激減し、目標としていた観客動員約31万人にとどまったが、開催意義は全国に広く知れ渡った。
今回は、15の国と地域の映画102作品を上映する。会場内にあるトロピカルビーチに世界最大の移動式スクリーン「CineScreen400」を設置し、“あなたの人生のベストムービー”を屋外上映する。さらに、初の女性向けコンテンツ「“ちゅらイイ”GIRLS UP!ステージ」では土屋アンナ、鈴木奈々、小森純らがファッションショーを行うなど、新たな試みにも取り組む。吉本興業によれば、前回の目標だった動員40万人を目指すという。
第4回沖縄国際映画祭は、31日まで。