「モテキ」みゆきのモデルになった美人編集者、大根監督に笑顔で抗議

2012年3月10日 13:32


森山未來扮する幸世の部屋を再現
森山未來扮する幸世の部屋を再現

[映画.com ニュース] 第35回日本アカデミー賞の話題賞を受賞した「モテキ」のブルーレイ&DVD発売を記念し3月9日、東京・六本木のTSUTAYA TOKYO ROPPONNGIで「大根裁判 in 幸世の部屋」と題したトークイベントが行われ、メガホンをとった大根仁監督、大山卓也氏(「ナタリー」編集長)、稲田浩氏(「EYESCREAM」編集長)、小林宏明氏(「Sense of Wonder」主宰)が出席した。

森山未來演じる主人公・藤本幸世はサブカル、音楽、お笑い好きという設定で、この日は劇中にも登場する“幸世の部屋”が再現された。本やDVD、関連グッズで埋め尽くされた部屋について、大根監督は「原作に部屋の様子はあまり書かれていないので、幸世の趣味を考えながらアイテムをそろえた……というか、15年前のおれの部屋そのまま。それに4人いた助監督もほぼ幸世と同じ世代で、それぞれ私物を持ち寄った」と述懐。「リアルな“あるある”が詰まっていたから、みんなにとっても見やすく感情移入してくれた」と若い世代からの共感を分析した。

200万部突破の人気コミックを原作にした深夜ドラマを映画化。突然“モテキ”が到来したモテない草食系男子が、さまざまなタイプの女性に翻ろうされる姿をコミカルに描き、興収20億円突破の大ヒットを記録した。

劇中には幸世が勤務するニュースサイトのナタリーや、長澤まさみ演じる“殺しの笑顔をもつ女”みゆきが編集者として働く雑誌のEYESCREAMなど、実在のメディア媒体が随所に登場。また、映画が描くエピソードには、実話から着想を得たものもあるといい「以前、付き合っていた女性が会社に押しかけてきたのは事実」(大山氏)。みゆき像は「EYESCREAMに好きな美人編集者がいた」(大根監督)そうで、この日はモデルとなった女性編集者も登場。「光栄ですが、あの役は長澤さんのかわいさで成り立っている。脚本だけ見ると、すごくビッチ(笑)。おかげでビッチの印象が植え付けられてしまった」と大根監督を“訴える”ひと幕もあった。

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