黒木瞳、真矢みきのコメディセンスを絶賛　学生時代以来の“宝塚”共演

［映画.com ニュース］　映画「ウタヒメ　彼女たちのスモーク・オン・ザ・ウォーター」の完成披露試写会が1月30日、都内で行われ、主演の黒木瞳、木村多江、山崎静代（南海キャンディーズ）、真矢みき、星田良子監督が舞台挨拶に登壇した。

空回り気味の優等生主婦をはじめ、それぞれに問題を抱える4人の女たちが意気投合しロックバンドを結成。ぶつかり合いながらも悩みと向き合い、輝きを取り戻していく姿を描く。

4人は担当の楽器を3カ月間、毎日のように練習し、ライブシーンの撮影では実際に自ら演奏を行なった。ギター担当の黒木は「弦楽器は初めてで、嫌で嫌でしょうがなかった」と振り返りつつ、「最後は発散するしかない！　ロックというより女パワーで発散しました」と晴れ晴れとした表情を見せた。

実力派女優陣との共演を果たした山崎は、「この4人でバンドをやりたいと10年ほど前から思っていました」とノリノリ。ドラムを担当したが「叩くのは得意だけど、手足の動きがバラバラで難しかったです」と述懐。女子ボクシングミドル級でロンドンオリンピック出場を目指し、2月の全日本女子選手権が控えるが、黒木から共演陣のサイン入りのグローブを贈呈され、「オリンピック目指してがんばって！」と激励の言葉をかけられニッコリ。五輪に向け、同じ階級にライバルが出現したことが報じられているが「勝ちます！」と自信満々にうなずいた。

宝塚歌劇団出身の黒木と真矢の共演も話題を呼んでいるが、真矢によれば「学校時代に修学旅行の余興で共演して以来」だそうで、「初めてなのに懐かしかった」としみじみ。黒木は真矢を「コメディセンスが素晴らしい！　期待以上のもので笑わせてもらいました」と語り、しずちゃんも「芸人として悔しかった」と大絶賛。真矢は、明日31日に48歳の誕生日を迎えることを明かし、AKB48と絡めて「あか抜けたババア（AKB）です」と笑いのセンスを見せつけ、黒木らを爆笑させていた。

「ウタヒメ　彼女たちのスモーク・オン・ザ・ウォーター」は2月11日より有楽町スバル座先行上映ののち、2月18日より全国公開。