ネットフリックスのストリーミング視聴が急増、TV局に迫る勢い
2012年1月6日 16:20
[映画.com ニュース] 米オンラインDVDレンタル最大手のネットフリックスが、全米でテレビ局に匹敵する存在になりつつあると、ハリウッド・レポーター紙が報じた。
近年、インターネットを介した映画やテレビ番組のストリーミング動画サービスに注力しているネットフリックス。2011年第4四半期にはストリーミング再生された総時間が20億時間を超えたと発表した。
この結果を、BTIGリサーチのアナリスト、リチャード・グリーンフィールドは自社ブログで分析。ネットフリックスは中南米やヨーロッパなどへの進出を開始しているものの、利用者の大半はアメリカのユーザーであることから、アメリカ国内における1カ月あたりの総視聴時間を6億6600万時間と算出した。
調査会社ニールセンのデータによれば、アメリカのテレビネットワーク局のなかで、1カ月の総視聴時間が5億時間を超えるのは15局しかないことから、ネットフリックスはアメリカのネットワーク局で15位に匹敵すると分析した。全米でネットフリックスと契約しているのは、わずか2100万世帯。それだけに驚異的な数字で、ほかのネットワーク局と同様、1億世帯でネットフリックスが視聴可能になれば、全米No.1の視聴率を誇る米CBSに次いで第2位になる計算だという。
ちなみに、アメリカのネットフリックスの契約世帯において、1日の平均視聴時間は64分、1カ月で32時間になる。
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