運命の子役ウィリアム・ワン「将来はクールなビジネスマンに」
2011年12月23日 20:00

[映画.com ニュース] 中国の巨匠チェン・カイコーの最新作「運命の子」が12月23日、リニューアルを迎えたばかりの東京・渋谷のル・シネマで封切られ、“運命の子”として時代に翻弄された孤児・程勃(ていぼつ)の幼少期を演じた、子役のウィリアム・ワンが舞台挨拶に立った。「この映画のテーマは愛だと思う。みなさんにもそれを感じてほしい」と大人顔負けの立派な挨拶を披露した。
司馬遷の「史記」に描かれ、京劇としても今なお高い人気を集める「趙氏孤児」を映画化。今から約2600年前の中国・普を舞台に、敵対する武官の策略によって全滅させられた一族の生き残り、程勃が、自らの過酷な運命に立ち向かっていく姿を描く。
主演のグォ・ヨウ、ワン・シュエチー、ファン・ビンビンら中国のトップスターが顔をそろえるなか、映画初出演とは思えない熱演で存在感を見せつけたワン。「初めての演技だったけど緊張することなくできた。僕の演技を楽しんで」と貫禄たっぷりだった。
東京生まれのワンは、現在は東京と香港を拠点に活動しており「中国語が話せないので名前などの発音は難しかったけど、お母さんが発音の特訓をしてくれた。映画のなかではあたかも中国語が話せるように見えるよ」と話し、笑いを誘った。また、「映画の仕事はとても楽しいけど、将来はお父さんみたいにクールなビジネスマンになって世界中を飛び回りたい」と意外な夢を明かした。
この日、偶然にもワンは11歳の誕生日を迎え、ケーキとくす玉がサプライズで用意された。観客とともにバースデーソングを歌うと、「素敵な歌をありがとう。今まで生きてきたなかで最高の誕生日」と満面の笑みを浮かべた。
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