「白戸家」CMクリエイター初監督作 「会話が自然でリアル」学生が絶賛
2011年12月15日 15:30

[映画.com ニュース] ソフトバンクモバイルのCM「白戸家」シリーズなどで知られるクリエイターの山内ケンジの第1回監督作品「ミツコ感覚」の学生向け試写会が12月14日、都内の劇場で行われた。
東京郊外に暮らす姉妹・エミとミツコの恋愛と家庭問題を軸に、不可解なちん入者を交えた姉妹の日々の生活を、リアリティあふれるせりふでブラックな笑いとともにシュールに描く。日常の中での非日常をコミカルに表現する、数々の傑作CMを送りだした山内監督ならではの世界観が光る。
山内監督は近年CM以外に演劇ユニット「城山羊(しろやぎ)の会」の作・演出家としても活躍しており、本作は初監督作ながら第27回ワルシャワ映画祭のオフィシャルコンペティション部門にノミネート、日本人初の快挙を成し遂げた。初音映莉子、石橋けい、古舘寛治、三浦俊輔ら、舞台・CMでも活躍する個性派俳優陣が顔をそろえた。
上映後に行われたトークショーで「演出の勉強をしようと思って演劇をやるようになったんです」と明かす山内監督。CMと舞台・映画での演出方法の違いを問われると「CMは短いので演出はしていないようなもの。CMを何10年やってきても意味がなかった。(CMでの経験を)ゼロにしたいくらい演劇は大きかったです。俳優さんの動かし方など、その後のCMの撮り方も変わりました」と、演劇から得たものは大きいようだ。
試写会には、映画をはじめとした映像クリエイターを目指す学生が参加した。声優志望の学生は「会話が自然でリアル。CMとは違った面白さがあった」と絶賛。山内監督のCM作品のファンだという学生は、「カメラワークが独特で興味深かった。CMのシリーズものが好きなので、続きがまた見たいと思えるようなコミカルなショートフィルムなども見てみたい」と今後の作品への期待を語った。
「ミツコ感覚」は12月17日から全国で公開。
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