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ディカプリオ渾身の70代メイク初公開 イーストウッドも気づかず

2011年12月12日 09:00

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特殊メイクで「J・エドガー」になりきったディカプリオ
特殊メイクで「J・エドガー」になりきったディカプリオ
(C)2011 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.

[映画.com ニュース] クリント・イーストウッド監督作「J・エドガー」に主演するレオナルド・ディカプリオが、主人公ジョン・エドガー・フーバー(J・エドガー)の20代から晩年の70代までをひとりで演じきっている。このほど、特殊メイクをほどこしたディカプリオの姿が初公開された。

ディカプリオが扮したフーバーは、1924年にFBI(アメリカ連邦捜査局)の前身である捜査局BOIの長官に任命されてから、72年に他界するまで長官として在任。8人の歴代大統領に仕えたが、FBIを犯罪撲滅のために巨大組織へと発展させ、あまりにも巨大な権力を手にしたために大統領さえも恐れさせたという人物だ。

フーバーの容貌に近づけるため、目や髪の色はもちろんのこと、年齢に応じて白髪のヘアピースも加えていったディカプリオ。さらに富士額の毛を抜き、二重あごに見えるよう首筋にも特殊メイクをほどこし、鼻孔用増強剤で鼻の形をゆがめるなど、徹底的な役づくりを行った。

その完成度は周囲の予想をはるかに凌駕(りょうが)。イーストウッド監督は撮影初日にディカプリオとすれ違っても全く気が付かなかったそうで、「レオのメイクは本当に素晴らしかった。スタッフが作り出したレオの顔は実に見事。あのメイクをしたレオがいることで、J・エドガー・フーバーの存在を実感できたよ」と満足げだ。

一方のディカプリオも、「この映画は本質的にフーバーという人物の内面を描いている。僕自身、演じているのがどんな人物なのかをしっかり理解できたと思う」と納得の表情。さらに、「クライド・トルソン、ヘレン・ガンディ、そして母親との関係によって全生涯、全キャリアを通してフーバーという人物ができていった。それが興味深かったからこそ、僕は毎日撮影を続けられた。観客にもその点に興味をもってほしい」と訴えている。

J・エドガー」は、2012年1月28日から全国で公開。

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