阿部サダヲ、主演最新作で現代版ロビンソン・クルーソーに
2011年12月1日 07:00

[映画.com ニュース] 俳優の阿部サダヲが、椎名誠の人気小説を映画化する「ぱいかじ南海作戦」(細川徹監督)に主演することがわかった。“現代版ロビンソン・クルーソー”と評された原作の世界観を踏襲すべく、オール西表島でのロケを敢行。阿部は、永山絢斗、貫地谷しほり、佐々木希とともに奇想天外な冒険劇を繰り広げる。
2004年に刊行された同名小説は、リストラと離婚を同時に経験したカメラマンの佐々木が主人公。心機一転すべく南の島にたどり着くが、4人組のキャンプ生活者との酒盛りで酔いつぶれ、目が覚めると全財産と荷物を奪われてしまう。途方に暮れる佐々木は、都会風の若者オッコチ(永山)、関西弁を話すアパ(貫地谷)とキミ(佐々木)との奇妙な海浜生活をおくるようになる。
メガホンをとる細川監督は、今作で長編映画デビュー。コントユニット「男子はだまってなさいよ!」主宰を務め、「シティボーイズ・ライブ」では作・演出を手がけた気鋭の若手実力派が、脚本も兼ねる。阿部は、「細川さんが監督・脚本と聞いてやりたいと思ったし、本を読んでみて全く知らない世界の面白い話だったので、気合が入りました!!」と出演にいたった経緯を説明する。
11月1日にクランクインした撮影では、何度か地震が起こり、警告のサイレンが鳴るたびにキャスト、スタッフが高台に避難することもあったという。何度となくスコールにも見舞われながらも、阿部は「本当の自然がたくさん残っている素敵な島です。そこで自然と戦いながら楽しく撮影しました」と存分に満喫した様子だ。
永山、貫地谷、佐々木は阿部“座長”へ絶大な信頼を寄せる。永山が「本当に楽しくて良い方。のんびりしながら親睦を深められました」と語れば、阿部の大ファンだという佐々木も「とても優しく気さくな方だったので、今回共演させていただき、もっと好きになりました」。撮影は11月27日にクランクアップ。原作の椎名も、「これは原作よりもはるかに痛快、面白映画になりそうだ」と期待を寄せた。
「ぱいかじ南海作戦」は、2012年夏に全国で公開。
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