井上真央、綱引き姿を初披露 大分は歓迎ムード一色
2011年11月25日 05:00
[映画.com ニュース] 女優の井上真央が11月23日、大分・豊後大野の旧上緒方小学校で行われた主演映画「綱引いちゃった!」のロケで、綱引きのシーンを報道陣に初公開した。両手にテーピングを巻いて撮影に臨み、大分弁のセリフも披露。終始笑顔を浮かべるなど充実ぶりがうかがえ、エキストラとして参加した地元の人々の視線を釘付けにした。
この日は、井上をはじめ共演の松坂慶子、玉山鉄二、西田尚美、ソニン、渡辺直美ら主要キャストがずらり勢ぞろい。地元のジュニア綱引きチーム「緒方キッズ」との白熱した練習試合のシーンや、額に汗を浮かべながら懸命に自主トレに取り組むシーンなどを撮影した。競技としての綱引きに挑戦する女優陣8人は、撮影が早く終わった日は“居残り練習”を敢行。井上は、「下手にやることって上達してからでなければできないので、段階をふんでやっています。とにかく練習です」と真摯(しんし)な眼差しで話す。
水田伸生監督の最新作となる今作は、実在した女子綱引きチームを題材にした人情喜劇。市のPRに躍起になる市長から女子綱引きチーム結成を厳命された大分市役所広報課勤務の女子職員が、勤務先の給食センターが廃止の危機にある母(松坂慶子)と同僚たちをメンバーに抜てきする。しかし、メンバーが足りないため自らもチーム入りを強いられ、個性豊かで一筋縄ではいかない面々からはキャプテンまで押し付けられてしまう。
クランクイン(11月1日)から約3週間。NHK連続ドラマ小説「おひさま」のヒロイン・陽子の顔は、すでにない。水田監督の演出に対し力強くうなずき、母親役の松坂とは本物の親子のように寄り添いながら談笑。撮影現場を存分に楽しんでいるといい、「このタイミングで(『おひさま』から)がらっと変わったコメディをやれることがすごく楽しいんです。監督が自由にやらせてくれますし、明るくて情熱的な作品、女性たちだけの青春ものって、いつかやってみたいとずっと思っていたんです」と目を輝かせた。
そんな井上を、水田監督は「コメディって、演じてくださる俳優さんのふり幅が大きくないと成立しないもの。真央ちゃんとは初仕事ですが、ふり幅の大きさの中に心があるんです」と全幅の信頼を寄せる。全面協力を約束し歓迎ムード一色の大分市に対しても「市役所のシーンでは実際の建物だけでなく、そこで働く職員さんたちが参加してくれるので、普通のエキストラの皆さんにはないリアリティがある」と感謝。それだけに、「女性だけの群像喜劇って、日本にとどまらず数少ないケースだと思う。ものすごいチャレンジですし、なんとか面白い作品に仕上げたい」と言葉に力を込める。
出演者の多くが“綱引き=学校の運動会”という概念を抱いていたが、今作に参加したことでイメージが覆された。井上は、「下半身を支える足腰が大変なことになっています。ふだん使わない筋肉を使っているんでしょうね」と苦笑い。さらに、「心理戦とか8人の呼吸を合わせる部分とか、意外なところに感動があるんです。たくさんの方々が笑いと感動を求めて劇場へ足を運んでくれるような映画にしたいので、心を込めて、魂を込めて頑張りたいと思います」と言葉を選びながら、丁寧に語った。
「綱引いちゃった!」は、2012年全国で公開。
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