“Queenの伝道師”東郷かおる子、F・マーキュリーに思いを馳せる
2011年11月24日 23:20

[映画.com ニュース] イギリスの伝説的ロックバンド「Queen」の結成40周年、ボーカルの故フレディ・マーキュリーさんの没後20周年を記念し、映画「QUEEN ROCK MONTREAL cine sound ver.」が公開された。マーキュリーさんの命日である11月24日、東京・新宿バルト9でスペシャルメモリアルデーイベントが開催され、同バンドと親交の深い音楽評論家の東郷かおる子氏が思い出を語った。
同バンドをはじめて日本に紹介したことで知られる東郷氏は、活動40年の変遷やロックの黄金期を解説。「70年代のバンドは、レッド・ツェッペリンなど粘り強いんですよね。いつでも現役感が非常に強い。ファンもネット配信や携帯電話のない青春時代を経験しているから、濃い感覚を持っているんです」と持論を展開。5月に行ったQueen展では、「お客さんは40代の主婦の方が多くて、韓流ファンと競る濃さがあった。これはバンドにとって幸せなこと」と現代でも衰えないバンドの人気を語った。
1991年に発表されたヒット曲「The Show Must Go On」は、「立っていられないくらいのフレディが魂の最後まで振り絞って歌った曲」と説明。マーキュリーさんの姿を見た東郷氏は「実はフレディが長くないんじゃないか」と直感で感じたそうで、「電話インタビューをしたときには当然聞けなかったけれど、メンバーが『バンドにとって重要な曲だ』と言っていて、私も涙がちょちょ切れました」と当時の心境を明かした。
イベントでは女性4人組のクラシック音楽グループ「1966カルテット」が、名曲「We Will Rock You」「ボヘミアン・ラプソディ」の生演奏を披露。エネルギッシュな原曲を弦楽器と鍵盤ならではの重厚感あるサウンドにアレンジし、会場に詰めかけたファンを魅了した。
「QUEEN ROCK MONTREAL cine sound ver.」は、バンドが1981年にカナダ・モントリオールで行ったライブを臨場感あふれる映像で再現。ギタリストのブライアン・メイが当時の原盤フィルムをリマスターし、全盛期のバンドのパワフルなパフォーマンスを現代によみがえらせる。
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