園子温監督の話題作「恋の罪」ノベライズが発売
2011年10月28日 08:01
[映画.com ニュース] 第64回カンヌ映画祭の監督週間でワールドプレミア上映され、高い評価を受けた、園子温監督の話題作「恋の罪」のノベライズ「恋の罪 愛にさまよう女たち」(リンダパブリッシャーズ刊)が、11月5日に発売されることが決定した。
渋谷区円山町ラブホテル街で起きたエリート女性殺人事件にインスパイアされた園監督が、刑事、大学助教授、主婦と境遇の異なる女性の生きざまを、水野美紀、神楽坂恵、冨樫真が過激な性描写も辞さず熱演、大人の女性の性と自由を鮮やかに描き出したエンタテインメント作だ。スペインの第44回シッチェス・カタロニア国際映画祭ORBITA部門で、最優秀作品賞を受賞した。
このほど発売するノベライズは、園監督の原案をドラマの脚本家としても活躍する村上桃子が、オリジナル設定を加えて執筆。小説の舞台は「恋の罪」から3年後の円山町。かつて殺人事件を担当していた刑事・吉田和子は、風俗業の摘発担当となり、デリヘル嬢の売春容疑の捜査で円山町に向かう。性を売り物にする女たちと対じするうちに、和子はかつてこの地で起きた殺人事件を思い出す……。
ノベライズ「恋の罪 愛にさまよう女たち」(600円)は11月5日発売、映画「恋の罪」は、11月12日から全国で公開。