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大江健三郎の芥川賞受賞作をカンボジアで映画化

2011年10月24日 12:06

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「飼育」リティー・パニュ監督(右)
「飼育」リティー・パニュ監督(右)

[映画.com ニュース] 大江健三郎の芥川賞受賞作を、カンボジアを舞台に映画化した「飼育」が10月23日、第24回東京国際映画祭のアジアの風部門で上映され、リティー・パニュ監督、仏俳優のシリル・ゲイらが観客とのQ&Aに応じた。

原作は、太平洋戦争末期に寒村に墜落した米軍機の黒人パイロットを村人たちが“飼う”という設定。パニュ監督は1972年のカンボジアに置き換え、ベトナム戦争の巻き添えとなり、甚大な被害を受ける小さな村を舞台に、後にポル・ポトが力を持つことになるクメール・ルージュ(カンボジア共産党)の台頭、子どもがイデオロギーに洗脳されていく様を描いた。

「ヒロシマ・ノート」ほか、これまで大江作品に数多く触れているというパニュ監督は「以前から、子どもが軍や革命に巻き込まれていく状況を描きたいと思っていました。そんな中で大江健三郎の作品に出合いました。人道的な彼の活躍ぶりを尊敬しています」と、映画化に当たっての理由を説明。脚本を担当したミッシェル・フェスラーは「文学作品を映画化するにあたって、変化を入れることで基の作品の持っている強さを表現できると思いました」と話した。

観客から、フランス人であるのにもかかわらず、アフリカ系であるという理由でアメリカ軍人を演じるのは、ステレオタイプとも言えるのではないか? という質問を受けたゲイは「ベトナム戦争はアメリカ人として黒人が初めて参加した戦争で、白人よりも多くの黒人が命を落としています。60年代に、人種間の問題が平等になっていく時代に、黒人が敢えて戦争に参加することによって、アメリカという国への忠誠を見せたという事実を、アーティストとして語っていくために引き受けました」と出演への経緯を、力強く語った。

飼育」は、28日にTOHOシネマズ六本木ヒルズで上映。

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