J・デップ主演「ローン・レンジャー」、予算削減への紆余曲折
2011年10月21日 11:15

[映画.com ニュース] ジョニー・デップ主演の西部劇「ローン・レンジャー(原題)」がようやく製作にこぎ着けたが、プロデューサーのジェリー・ブラッカイマーが映画化実現への苦労をハリウッド・レポーター紙に告白した。
同作は、往年の西部劇シリーズの映画化で、「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズのジョニー・デップとゴア・バービンスキー監督、プロデューサーのジェリー・ブラッカイマーの3人が再びタッグを組む超大作として期待されている。今秋クランクインの予定だったものの8月12日、ウォルト・ディズニーは突然、製作中止を発表。その理由は2億6000万ドルにも膨らんだ予算だった。
スタジオ側は費用のかさむアクションシーンのカットを提案してきたが、ブラッカイマーがストーリーの変更を拒否したため、交渉が難航。税優遇措置のある州での撮影に変更するなどロケーションを工夫し、大量のエキストラを削減、また、自身やデップ、バービンスキー監督へのギャラの支払いを遅らせる措置をとることで、ディズニーが要求する2億1500万ドル以下に抑えることに成功したという。
ヒットメーカーのブラッカイマーが交渉でここまで苦労するのは珍しいが、いまではスタジオはDVDからの収益を期待できなくなってしまっているので、映画化実現が厳しくなった実状がある。
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