リバー・フェニックスさん未完の遺作、18年ぶりに完成&公開へ
2011年10月21日 19:28

[映画.com ニュース] 1993年、薬物の過剰摂取に起因する心不全のため、23歳の若さで死去したリバー・フェニックスさんの未完の遺作「ダーク・ブラッド(原題)」が、18年ぶりに完成し、2012年に公開される可能性が出てきた。
同作は、「マイセン幻影」などで知られるオランダ人監督ジョルジュ・シュルイツァー監督によるスリラー。核実験場の砂漠に住む世捨て人の主人公“ボーイ”(フェニックスさん)と、砂漠を旅行中に車が故障し助けを求めるハリウッドのセレブカップル(ジュディ・デイビスとジョナサン・プライス)の関係を描く。しかし撮影中にフェニックスさんが急死したため、映画は完成することなく、お蔵入りになった。
米ハリウッド・レポーター誌によれば、シュルイツァー監督はフェニックスさんの死後、フィルムを没収されることを恐れて隠してしまったという。しかし、オランダの製作会社Eyeworksの助けを借りて、18年ぶりに再編集を施し、来年の公開を目指して動き始めた。
なお、作品を完成させるにはいくつかの修正が必要だが、その一環として、ボーイの声を弟のホアキン・フェニックスに吹き替えてもらうことを検討しているという。同監督は、「兄弟の声はそっくりなんだよ」と話している。
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