堺雅人、17歳の設定に苦戦「チャンバラよりもハードル高かった」
2011年9月14日 16:43

[映画.com ニュース] NHKのBS時代劇「塚原卜伝」の完成試写会が9月14日、同局にて行われ、主演の堺雅人に栗山千明、脚本の山本むつみ、そして原作者の津本陽が上映後の記者会見に出席した。
戦国の世に生まれ、常陸国・鹿島から全国を回り剣の腕を磨き、“剣聖”と称された塚原卜伝の青年期を描き出す。登場時は卜伝の元服シーンということで、年齢は17歳。堺は「ある意味、チャンバラよりもハードルが高かった」と苦笑いを浮かべつつ「純粋無垢さというのをテーマに、やってて上滑りしてるんじゃないかと思うくらい(笑)、生き生きと演じています」と語った。
これまでドラマや映画で数多くの時代劇に出演してきた堺だが、映像作品で本格的な殺陣を行うのは意外にもこれが初めて。「1カット1カット、悩まなかったシーンはないというくらい、スタッフと共に試行錯誤しながら作り上げていきました」と振り返る。
栗山は卜伝の妹の真尋を演じているが、卜伝が家を出て、諸国を巡っているため「兄上とのシーンはあんまりなかった」と寂しそう。それでも「(堺が)どう演じられているのか見えないから、想像しながら『大変だろうな』と心配していました。真尋も兄上の姿が見えないからこそ心配して歯がゆくなって、祈ったりしている」と実際の状況を役柄に重ね合せながら演じたようだ。
堺はそんな栗山がなぎなたを振るうシーンを「かっこよかったです」と絶賛。栗山は「ちょっとしか出てこないですから」と照れたが、堺は「なんなら対戦したかった」と“妹”に愛情たっぷりの様子だった。
脚本を手がけた山本は「時代が荒れて既成の秩序が崩れていく中で、新しい何かを見つけていく。卜伝にその思いを託しています」と物語に込めた思いを語る。津本は「この時代の剣客は切迫した立場に身を置いていて、妻子がいると気が散るという理由で結婚も遅い。そういう昔の日本の武芸者の生き方が丁寧にとらえられていました。外国人が見ても興味を持つのではないかと思います」と完成した作品に太鼓判を押した。
「塚原卜伝」はBSプレミアムで10月2日より放送開始(全7回)。
フォトギャラリー
関連ニュース
 
   
   
   
   
   
  映画.com注目特集をチェック
 本日公開 注目特集
 本日公開 注目特集  火の華
【あまりにも凄すぎた】“日本の暗部”に切り込んだ圧倒的衝撃作――フィクションかノンフィクションか?
提供:アニモプロデュース
 本日公開 注目特集
 本日公開 注目特集  盤上の向日葵
【「国宝」の次に観るべき極上日本映画に…】本作を推す! 魂の演技対決、至極のミステリー、圧巻ラスト
提供:松竹
 本日公開 注目特集
 本日公開 注目特集  てっぺんの向こうにあなたがいる
【世界が絶賛の日本映画、ついに公開】“人生の物語”に賞賛続々…きっとあなたの“大切な1本”になる
提供:キノフィルムズ
 注目特集
 注目特集  プレデター バッドランド
【うおお…むちゃくちゃ面白そう!!】ストーリーがエグい…!私が次に観る映画は絶対にコレ――!
提供:ディズニー
 注目特集
 注目特集  好きで好きで、狂いそうになる一作に出合いました
感情移入が止まらない。闇社会でもがく3人の青春と絆が、愛おしくて、たまらなくなる。
提供:THE SEVEN、ショウゲート
 
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
 ![anan(アンアン)2025/12/03号 No.2473増刊 スペシャルエディション[カート&マックス(銀河特急 ミルキー☆サブウェイ)]](https://m.media-amazon.com/images/I/41Wn0WFPzFL._SL160_.jpg) 
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
 