堺雅人、伝説の剣豪に「粉骨砕身」体力作りはおいしいご飯
2011年7月18日 13:47
[映画.com ニュース] 堺雅人が主演するNHK BS時代劇「塚原卜伝」の出演者発表会見が7月17日、神奈川・横浜の緑山スタジオで行われた。「新選組血風録」「テンペスト」に続くBS時代劇の第3弾。伝説的な剣豪・塚原卜伝の波乱万丈の生涯を、謎に満ちた青年期を中心に描き、堺が主人公・塚原新右衛門(後の卜伝)を演じる。
堺は「剣を振るい、戦う姿に祈りや鎮魂、鎮めといったニュアンスを込められれば、運動が得意ではない堺にも勝ち目があるのでは。粉骨砕身、務めていきたい」と決意表明。体力作りは特にしていないといい「おいしくご飯を食べることを心がける」と語った。
舞台となる茨城・鹿嶋は、東日本大震災で大きな被害を受けたが「当時は、東の国といって関東東北は日が昇る希望の象徴だったと聞いている。ぜひまっすぐ清らかに、剣で未来を切り開く卜伝の姿で、希望や祈りの気持ちを伝えられれば」と神妙な面持ちだ。
会見には栗山千明(真尋役)、永島敏行(松本備前守役)、朝加真由美(藤枝役)、風間杜夫(平賀丹後役)、平岳大(山崎左門役)、京野ことみ(鹿乃役)、中村錦之助(吉川覚賢役)、ジャッキー・ウー(牧元鬼役)が出席。栗山は卜伝の妹という役どころで「兄上を思うピュアな気持ちを表現できれば」。京野は「卜伝さんとの恋愛もありそう」と期待を寄せた。
また、永島は「便利なものが一切ない時代に、体ひとつでのし上がる(卜伝の)姿に、ワクワクする血わき肉踊る活劇ドラマに仕上げたい」と気合十分。風間も「これぞ時代劇。こういう時代だからこそ、がんばれ日本というエールを視聴者に送ることができれば」と抱負を語った。
原作は津本陽の「塚原卜伝十二番勝負」。戦国時代に剣の聖地・鹿嶋に生まれ、幾多の真剣勝負や合戦に臨んで一度も負傷しなかったという伝説的な剣豪・塚原卜伝の実像に迫る。死闘を潜り抜け、鹿島神宮に千日間の参籠をしてついに会得した「ひとつの太刀」とは? 10月2日から毎週日曜日BSプレミアムで全7回にわたり放送される。
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