ドキュメンタリー「はやぶさ」上坂監督、完成披露に感無量
2011年5月11日 19:55
[映画.com ニュース] 長編ドキュメンタリー「はやぶさ HAYABUSA BACK TO EARTH」の完成披露試写会が5月10日、神奈川・ワーナー・マイカル・シネマズみなとみらいで行われ、上坂浩光監督が舞台挨拶に立った。
小惑星探査機「はやぶさ」は2003年5月9日、太陽系初期の物質調査のため、小惑星「イトカワ」に向け打ち上げられた。地球に帰還した「はやぶさ」は10年6月13日、搭載カプセルをオーストラリアへ落下させ、運用を終えた。同作は、一部地域のプラネタリウムで上映された「HAYABUSA BACK TO THE EARTH」に、「はやぶさ」が地球帰還する最新映像を加えている。
第52回科学技術映像祭で文部科学大臣賞に輝いた同作でメガホンをとった上坂監督は、「2008年に製作を開始しましたが、そのときは、まだはやぶさがイトカワでの任務を行っているときで、今発表されている他の映画と違い、はやぶさが健在のときにリアルタイムで作ってきた」と製作過程を明かした。ウーメラ砂漠で「はやぶさ」の帰還に立ち会ったときのことを聞かれると、「小さな光が低い地平線のところに現れ、どんどん大きくなり、大きな爆発が2回ほど起こりました。燃え尽きながらカプセルを離脱させたはやぶさに感動しました」と感無量の面持ちで述懐した。
この日のイベントはUSTREAMでライブ中継が行われ、視聴者からも質問を募集した。一番こだわったシーンについて上坂監督は、「はやぶさがバラバラになって燃え尽きるシーン。人でいうと死ぬシーンですが、このシーンをみんなで見届けることが一番はやぶさのためになると思いました」と語った。
「はやぶさ HAYABUSA BACK TO EARTH」は、5月14日から全国公開。
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